8. 次のうち、潰瘍性大腸炎で認められる所見はどの組み合わせか。
(1)縦走潰瘍
(2)非乾酪性肉芽腫
(3)直腸からの連続病変
(4)慢性の粘血便、下痢
(5)敷石状所見(cobblestone appearance)
a. (1)(2) b. (1)(5) c. (2)(3) d. (3)(4) e. (4)(5)
4. 消化性潰瘍について誤っているものを選べ。
a 胃潰瘍は胃角部に多い。
b 十二指腸潰瘍は十二指腸球部に多い。
c 潰瘍患者にヘリコバクター・ピロリ菌の感染がみつかることは少ない。
d 潰瘍に穿孔がある場合、立位腹部単純X線で横隔膜下に遊離ガスを認める。
e ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌により、潰瘍の再発率は減少している。
a 水平方向の大きさによらず、粘膜下層までの進達度で1000μm未満であれば内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)で一括根治治癒切除できる。
b 大腸癌の肉眼分類はBorrmann1/2/3/4型という使い方はしない。
c SM層まで浸潤していれば進行癌である。
d APC,p53遺伝子は、腺腫に関与しない。
e 直腸は、口側からRa,Rbと分類される。