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Web誌友会 板/2

2304復興G:2013/07/13(土) 21:02:23 ID:AB6RqYXc

a hope 様。

a hope 様の >>2287 書き込み文は、とても重い、重大なことだと受け止めています。

私も学生時代にトルストイの『人生読本』という本に強い影響を受けたということを前に書いていました(>>2230)が、その最初のところをご紹介しましょう。

この本(トルストイの『人生読本』)は春の巻・夏の巻・秋の巻・冬の巻と4巻になっていて、それぞれ「○月○日」と全365日の項目に分け、古今東西の哲人たちの言葉を抜粋して掲げてあるのですが、その最初の「一月一日」というところに、次のようにありました。

<<   一月一日

 中途半端な事を夥しく知るよりも、真に優良な必要事を少し知る方が優(ま)しである。

 (1) 選び編まれた小さい文庫の中に、如何に大きな富があることだらう! 数十年の長きに渉つて此の世のあらゆる文明國から選び上げられた最も聰明にして価値高き人々の集團が、其処に於て吾々に、自己の研究と叡智の所産を、最上の整頓裡に提供してくれたのである。

 それ等の人々自身は紙背に姿を隠してゐて、近附き難い。また、若しも吾々が彼等の幽棲の空寂を破り、彼等の仕事を妨害したならば、彼等は恐らくそれに耐へ得なかったであらう。更にまた、いろいろの社会的条件が彼等との交際を不可能にしたかも知れない。

 併しながら、その最上の親友達にさへも彼等の公開しなかつた思想が、異なる世紀の局外者の爲めに、明瞭な言葉でここに書き現はされてゐるのである。然り、まことに吾々は、吾々の生涯に於ける最も主要な霊的方面の恩恵を、書籍から蒙つてゐるのである。(エマスン)

 (2) 吾々は一種の反芻動物だ。從つて、いろんな書籍をうんと詰め込むだけでは不十分である。若しも吾々が自分の丸呑みにした凡ての事柄を、改めてよく噛みしめ味ひ直さないならば、書籍は吾々に力と滋養を與へぬであらう。(ロック)

 (3) いろんな筆者のいろんな種類の書籍をあさり読む結果、読者の脳裡に溷濁と不明瞭の醸し出される事を警戒するがいい。有益な何物かを得たいと思ふなら、ただただ疑ふ余地なき価値を有する諸氏の著述によつてのみ、自己の頭脳を養ふべきである。

 書籍の過読乱読は、吾々の知能を迷誤錯乱に陥れる。だから、異論なしに良書と認定された書籍だけを読む事だ。若し違つた種類の著作の耽読に暫時移つて見たいといふ氣持のあらはれるやうな事があつたら、さういふ場合には、絶対に再びもとの読書の世界へ立還れなく置れなくなるのだといふ事を忘れないがいい。(セネカ)>>

 ――私は上記トルストイの『人生読本』を読んで、そうだ! と思い、しばらく『生命の實相』ばかり読むことに没頭していた時がありました。


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