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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える/4

2867愛と追憶の日々:2014/10/21(火) 20:43:31 ID:H.YAzWB.
>>2866

 そして先日、彼のお母さんの六十七回目の御誕生日を迎えました。それまでの幾つものお心にありがとうの気持ちを込めて、私からは胡蝶蘭の絵柄のついた七宝焼のペン皿を贈りました。
何を差し上げたとしても人一倍喜んで下さるお母さんなのですが、「毎日ペンを持たないことのない私には何より」と、ことのほか気に入って下さったのです。そしてこの時も、便せん六枚にわたる心の
こもったお便りを頂きました。昔彼が小学生だった頃、お母さんの誕生日にお菓子の空箱で作った自動車を贈ったこと、今年は一緒に暮らしているおばあちゃんから畑仕事で使う長靴をプレゼントされたこと、お母さんに
とって誕生日は今までの幸せをみんなに感謝する日でもあるのだということなどが端正な文字で綴られたあと。その手紙の最期にはこんな言葉が添えられていたのです。

「すばらしい嫁を家族としてお迎えできたことはわが家でも誇りです。幸せいっぱいです、何もかもみんなほんとうにありがとう。『うちの娘です』」

この一行を目にした瞬間私は、彼と結婚したその事に、ただ心から感謝していました。
『うちの娘です』この一言に込められたお母さんの海より深い愛情を、私はどれ程の感動で受け止めたことでしょう。
私が知らない彼と彼の家族の歴史に私は快く迎えられたのです。私達二人が出会い結婚したことで、新しい家族の輪が広がり、その輪が私に大きな勇気と自信を与えてくれたのです。

 結婚は楽しいことばかりではないでしょう。昨日まで他人だった者同士、これから何十年もの年月をともに生きていくのですから、時に投げ出したくなることもあるかもしれません。
それでも私は、お母さんから頂いたこの言葉をいつも心にとめておくことで、もう一度、彼との結婚が与えてくれた幸せの本当の意味を考え直すことができると思うのです。
 お母さん本当にありがとう。彼と出会い、お母さんと巡り会って娘と呼んで頂けたこと、私にとってはいつまでも
心に残るとっておきの話になりそうです。

  『心に残るとっておきの話』 潮文社編集部


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