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聖典引用 板

969うのはな:2012/07/12(木) 15:39:34 ID:gTn97m6I
 『続 生命医療を求めて』 内科医 内田久子 先生著

 『我が内なる゛自然療能博士』 その一“熱さん、ありがとう”

 私が過去に四十度の高熱が続いた時、往診の先生が解熱剤を注射されると、暫くして、多量の発汗と
共に熱が急降下して三十五度になったのですが、深夜から再び悪寒戦慄がきて四十度に上昇、翌日又注射
されるといったことが何日も繰り返した挙句、とうとう心臓衰弱を起して緊急入院となりました。
意識もうろうとしている私の枕元で、「どこの医者が解熱剤を注射したのだ!熱型をくずすとはけしからん。
熱は出しっぱなしにするのがよいのだ。体が必要にして出している熱を、解熱剤で無理に下げると、心臓を弱らせてしまうから
却って危険なのだ!!」と、どなっておられる院長先生のお声にハッとしたのです。
これは敗血症で重態になった時のことでした。

このことは、私がかつて阪大第二内科へ入局した頃、教授が病棟回診の途中で、
「病気の治癒過程に、必要にして出ている熱を、理由もなく解熱剤で抑えることは、
絶対してはいけない」と、医局員たちに何度もご注意くださったことですが、この時再び耳にし、
改めて「発熱の意義」を自分の苦しい体験を通して知らされたのです。

 後に、肺炎や気管支炎、胆嚢炎その他の感染症で高熱のため入院された患者さんや家族の方々には、
このことをよく説明しますと、それまでの心配や恐怖感が去って、とても安心して過されます。
実際、三十八度以上の熱が出ますと、ビールスや、抗生物質の効かなかった耐性菌でも、この高熱や肋骨炎の胸水のかげも消え、
微熱がいつまでも続くというようなことは全く起りません。
この際、高熱が一日で下がるのではなくて、翌日には又上昇しますが、図1の如く、熱の頂点が前日よりはやや低く、翌々日は又、熱が
上がりますが、前日よりはやや低い、といった様に、「階状下降」の形をとるのが自然解熱の特徴であります。
 中略〜

 手術した後や、脳出血の発作後しばらくして出る熱も同じく「吸収熱」であって、病気や手術した所が順調に治りつつあることを示しています。
入院患者さんには、一応感染予防として抗生物質の点滴注射はしますが、このような理由から解熱剤は一度も使用したことはなく、みなさん順調に回復なさいます。
私達の体にはこのような不可思議な生理作用が様々な形で営まれていますから、発熱の原理も正しく理解していますと、一見悪く見えるような症状でも実は、生体の自然治癒現象の一つで
ありまして、「熱さん、ありがとうございます」と、『我が内なる“自然療能博士”』の妙なる御働きに感謝して、お托せすると、安心して治る迄の時期を待つことが出来ます。


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