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聖典引用 板
947
:
復興G
:2012/07/12(木) 01:08:03 ID:84pogn5s
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
<第4回 WEB誌友会用テキスト(3)>
『生命の實相』 第1巻
《實相篇(上) 光明の真理》 より(3)
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さて万物創造の最根本の実質として宇宙に一杯に充ち満ちているといわれている「エーテル」の中を、われわれの地球は非常な高速度をもって走っているのであります。空気の中をわれわれが自動車や飛行機に乗って非常な高速度で走りますと、われわれは烈しい風を自分の肌に感じますのですぐ空気の存在がわかるのでありますが、エーテルの中をわれわれが地球に乗せられたまま現に非常な高速度で走っていながらもエーテルの風をわれわれは少しも感ずることができないのであります。エーテルは空気よりもよほど稀薄なものに相違ないから、たとい風が起こっていても微妙な測定機械でも作らなければわからないだろうというので、これを測るための精妙な機械を工夫した科学者もあったのでありますが、結局この地球がどんなに高速力でエーテルの中を疾走してもエーテルは風なんか生じないことが判ったのでありまして、この点、空気などという「すでに造られてしまったもの」とはよほど違う本当の「空無なもの」であります。
また空気なら、これを紙袋に入れまして、入れた口を密封して、紙袋の外から押えてみますと紙袋がなかなか凹まない、それでなるほど、紙袋の中には空気があるなということがわかるのでありますが、われわれは空気をぬいてエーテルを紙袋に入れ、これを押えてみましても手ごたえを感ずることはないのであります。
こういうように押えてみても手ごたえがない、その中を地球が太陽の周囲を公転する素晴らしい高速度で走っていても風一つ生じないというのでありますから、このエーテルというものはよほど無礙自在な一定の形にとらわれない実質であるということができるのであります。
空気はこの点において眼には見えないでも、物質として現われたものでありますから、エーテルとちがってよほど自由な性質が少ないのであります。それは紙袋の中へ入れられて出られなかったり、それはある重さをもっているので、下へ下へと溜っていてわずか地球の表面にあるばかりで、宇宙全体にひろがっていることができない。この空気の目方はと申しますと、一平方尺だけの地上にかかる容積だけで一トンあるということを科学者は測定しているのであります。ところがこのエーテルといえば無際涯の天空高く無限につづいているので、その目方すなわちわれわれが受けている圧力は非常に大きいものだと思われるのでありますが、エーテルはここにもその無礙自在な特性を発揮していて、われわれの測定機にはかからないのであります。ここが面白いところで大自在の大聖者がわれわれの判断の測定にかからないと同様であります。
<つづく>
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