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聖典引用 板

936a hope:2012/07/11(水) 07:34:28 ID:kJvHf4/g
人生読本 谷口雅春先生著

第十三章 詩の朗読による将来の運命の生かし方④


そこで徳山さんは口入屋(くちいれや)さんが、
「もう締切ってしまったから、駄目だ」と言ったけれども、中々黙って引込んではいないで、
「一体その広告を出した店は何という店ですか」と、どこ迄も押し強く訊いて止まないのです。

そこで、口入屋は仕方なく、「道頓堀の赤玉という一番大きなカフェ―ですよ」と申しました。
徳山さんは得たり賢しと、「道頓堀の赤玉の主人なら僕は知っている。
『文芸春秋』という雑誌に『立志伝中(りっしでんちゅう)の人物である』と褒めておったことがある。
あの男なら、一遍会ってくれたら私を雇ってくれるに違いないから、ぜひ伴(つ)れて往ってくれ」と、
どこどこまでも押しつよく頼みました。

そうして到頭(とうとう)、口入屋を言いまかせて、広告主の東京の店へ連れて行って貰いました。
もう前に連れて行った三十人はみんな同じ部屋に入れられて、何か試験問題の答案を書いているのです。

徳山さんは後から行ったお陰で、別に静かな一つの部屋に入れられて試験問題が出たのです。
前の三十人は、何だかジャズの蓄音機のかかっているガヤガヤした部屋に入れられて答案を書いているから気が散って旨く書けない。
徳山さんは後から行ったお陰で、ジャズも何も聞こえない非常に静かな部屋で思う存分答案を書くことができました。

そしてその成績が素晴らしいので、いっぺんに「味の美松」の支配人に上げられたのです。
「必ず自分には良いことが来るぞ!」と常に自分の心の中に徳山さんは言って聞かせておりましたから、
それがとうとう実現(ほんとうにあらわれた)れたのです。

心に言って聞かせて信じつづけて待っている者は、必ず、それが出て来るのです。
心がすべての造り主であるからです。

(⑤につづく)


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