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聖典引用 板

867a hope:2012/06/24(日) 09:23:37 ID:kJvHf4/g
みなさま、おはようございます。

志恩さま、温かいお言葉ありがとうございます。
わたしも、この掲示板でこれからもたくさんお勉強させていただくつもりでいます。
こちらこそ、どうぞよりしくお願い致します。

人生読本 谷口雅春先生著

上役と調和する道


時間を無駄に費やさないで十分それを働かすという事は、
単に専門的な知識を得るというだけではなしに、
まだまだ話しても話しても尽きない功徳があるのであります。

といって、あまり勉強に凝りすぎて、一分間でも勉強しなければ損だと思って、
会社におっても与えられた会社に仕事が終わると、
ちゃんと自分の仕事は終わったから後の時間はこれは自分の時間だと思って、
自分の勉強したい本を持って来て、机の下なんかで内証に拡げて読んでいる人があります。

そうして、上役の人が何か雑談をしたり、昨日のオリンピックはどうだったなどと訊いても、
「煩(うるさ)いナ、わたしはこの勉強しなければならない、
あれもしなければならないのに、ちょっと黙っとって欲しい」などと思いますと、
上役と調和しないことになります。

上役と調和しないために、その事務所にいる事が面白くなくなってくる。
そこで仕事にも力が入らず、したがって成績も上がらず、月給も上がらない。
そこで不平の心が起こってきて、とうとうその会社を飛出す事になります。

こういう人は又次へ行っても同じ事でありまして、そんな人は、上役と調和しないから、
仕事はできても何時まで経っても出世しない事になります。
ですから人間は必ずしも能率一点張りになることがよいのではありません。

それは勉強という事に引っかかりすぎて余裕がなくなっているからであります。
善い事にでも、引っかかれば悪くなるのであります。
どんな場合でも、私達は引っかかって自由自在を失ってはならないのであります。

周囲と調和することが必要です。
「今」の時間を、「今」の機会を百パーセント生かすことが大切であります。
「今」を調和して生かす事が本当の勉強であります。

仮に上役がオリンピック大会の事を話しかけてくれたとしましたならば、
その「今」の機会を生かすのが自分の勉強です。
「今」上役がオリンピック大会の話をしかけたら、
その上役はオリンピック大会についての先生である、ありがたいと思えばよろしい。

それについてどういう表情をして、どういう気持ちで喜んでおるかという事は察して、
相手の喜びそうな事を考え、それに適当な受答えをするという事も処世の一つの生きた学問であります。

それは書物には書いてないが、本当に生きた智慧をそこから生み出してくることができるのであります。

(つづく)


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