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聖典引用 板
806
:
金木犀
:2012/06/09(土) 15:10:41 ID:j28jHRaM
聲字即實相の神示
吾が第一の神殿は既に成れり。名付けて『生命の實相』と云ふ。完成(ななつ)の年になりて吾が第一の神殿が完成するのも生命の顕現には周期的波動があるからである。七つが事物の顕現の周期律になってゐる。吾に神殿は不要であると嘗て示したことがあらう。吾は道(ことば)であるから、吾が道(ことば)を語るところに吾が神殿は築かれる。吾が道(ことば)を載せた『生命の實相』こそ吾が神殿である。『生命の實相』は吾が本體であり、無形の『生命の實相』を形にあらはしたものが『生命の實相』の本゜である。『言葉』を載せた書物を『本』と云ふのも、『言葉』こそ事物の本であり本質であり、本體であり、本物であるからである。『言葉の宇宙』が先づ出来て、『形の宇宙』がその映像(かげ)としてあらはれるのである。今迄の宇宙は、『言葉』が實相を語らず、不調和で濁ってゐたから、宇宙の萬物の運行が亂(みだ)れて生活苦や、病気や、天災や戦争など色いろ不調和なことばかり起ったのである。『生命の實相』の本゜が出た以上は、言葉が實相を語り、善き圓滿(えんまん)な調和した言葉の『本』が整うたのであるから今後何事も急轉直下(きゅうてんちょっか)する。『生命の實相』を披(ひら)くだけで病念は去り、煩悶は解決し、人々ただ自己生命の實相(ほんとのすがた)を知り、歓喜踊躍して手の舞い足の踏む所を知らないに至る位はその三番叟(さんばそう)にすぎない。その歓びの相(すがた)こそ人間の生命の實相である。吾が道(ことば)を『生命の實相』と呼ばしめ、それを本の形にして、披いて讀むものにさせたのも象徴的因縁のあることである。『生命の實相』を展開(ひら)けば形の理想世界が成就するのである。今は過渡期であるから、仮相(かりのすがた)の自壊作用として色々の出来事が突発する。日支の戦ひはその序幕である。神が戦ひをさせてゐるのではない。迷ひと迷ひと相摶(あいう)って自壊するのだ。まだまだ烈しいことが今後起るであらうともそれは迷ひのケミカライゼーションであるから生命の實相をしっかりと握って神に委せてゐるものは何も恐るる所はない。
(昭和七年一月十一日神示)
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