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聖典引用 板

533ももんが《聖典》:2012/04/26(木) 18:37:04 ID:XXCuaQns
〜修証義〜
第一章総序

生を明きらめ死を明きらむるは仏家一大事の因縁なり、生死の中に仏心あれば生死なし、但生死即ち涅槃と心得て、生死として厭うべきもなく、涅槃として欣うべきもなし、是時初めて生死を離れる分あり、唯一大事因縁と究尽《ぐんじん》すべし。
人身得ること難し、仏法値うこと稀れなり、今我等宿善の助くるに依りて、已に受け難き人身を受けたるのみに非ず、遇い難き仏法に値い奉れり、生死の中の善生、最勝の生なるべし、最勝の善身を徒《いたず》らにして露命を無常の風に任すこと勿れ。
無常憑《たの》み難し、知らず露命いかなる道の草にか落ちん、身已に私に非ず、命は光陰に移されて暫くも停《とど》め難し、紅顔いずくへか去りにし、尋ねんとするに蹤跡《しょうせき》なし、熟観《つらつらかん》ずる所に往事の再び逢べからざる多し、無常忽ちに至るときは、国王大臣親ジツ《注①》従僕妻子珍宝たすくる無し、唯独り黄泉《こうせん》に赴くなり、己れに随い行くは、只是れ善悪業等のみなり。
〜つづく。


※《注①》の『ジツ』は、漢字では、『目匿』と書く、『なれる』とも読む。
端末になかったので、カタカナとしました。

『修証義』は、曹洞宗で『仏戒』を易しく、説いた、聖典です。

以上。

合掌、拝。


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