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聖典引用 板
529
:
金木犀
:2012/04/26(木) 09:30:24 ID:gUphdZ4w
生長の家入門講義(4) 谷口雅春先生
(ブラジル、アニヤンビー国際会議場での講義)
お妾出現の使命について
大体お妾という者は、その本妻の奥さんの心を教育するために現れているところの、愛情の先生でありますから、だから本妻の心が今迄夫に対して愛情が、愛情の捧げようが足りなかったということに気が付くまでは、それを追っているために姿が消えないのであります。そのお妾がもう已に寿命が来て死ぬ筈になっておっても、その本妻の心が本当に自分が悪かったと気が付くまでは、その妻の教育者としてこの世に滞在しなければならないから生きているんですが、その本妻が“ああ、私が悪かった、夫に対する愛情の献げようが足りなかった”と気が付いたら、もう教える役目は終ったというわけで、寿命の来ているお妾さんは、これで死んでしまうということになるわけであって、すべてのお妾は、彼女に感謝して拝んだら、皆死ぬというわけではないのであります。
今より一層家庭が幸せになる真理
さて、小林君は自分のお妾が解消した話の次に、こういう話をしたのであります。
「先生、ただ今私が遅刻して参りましたのは、実はこの会場から五軒あちらに、料理屋があるでしょう。あの料理屋のマダムの恵美さんというのが、この講習を受けに来ていたんです。その恵美さんの夫は六ヶ月も前から家出をして行方不明になっておったんです。ところがその恵美さんが講習を聴いていましたら、先生は妻が夫に愛情を献げるのは、このようでなければならないという話をなさいましたね。“夫というものは自分の宅(うち)が一番気兼ねなく、気安らかで、誰に遠慮もなしに足腰延ばして自由になれる一番居心地のいい、安らぎのある場所なのです。その最も安らぎのある筈の家庭に居ることが出来ないで、そしてよそへ飛び出して行ったり、女を拵えたりするのはそれは本妻がその一番安らぎのある場所に夫を置かないで、夫を追い出すようなそういう険しい雰囲気を持っているから、そういうことになったんだ”という話を先生はされました……
「それを聴いた時、恵美さんは、六ヶ月前から夫は自分の家を飛び出して行方不明になっていたので、こんな一番夫にとって安らぎのある家庭に、居ることができないようにしたのは誰がしたんだろう、私がしたんだ、私が悪かった。“夫よ赦せ、赦せ、赦せ”と心で繰り返しながら涙を流して、そして先生の続きのお話を聞いておったんです。それで恵美さんは講習会を終って自宅へ帰りました。突然今まで蒸発して行方不明だった夫から電話がかかって来とったんです……」
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