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聖典引用 板

509a hope:2012/04/23(月) 10:28:49 ID:kcv2QXTk

人生読本 谷口雅春先生著

出世するには人を妬むな


出世しようと思う人は嫉妬心を起こしてはなりません。私達が偉い人に深切にした場合、
「あいつは目上に阿諛追従(おべっかついしょう)をしている、けしからん」と思う心持を起こす人には、
実はその人自身に阿諛追従する気持ちがあるので人のすることがそう見えるのです。
自分にある阿諛追従の心を無理に抑えているので、その経験が心にあるから人が偉い人に深切にしていると
「あいつは阿諛追従しているのだ」と想像できるのであります。

環境は心の影です。他(ひと)が悪いと見える場合には自分が悪いのです。
人があいつ泥棒をするかも知れぬと思うならば、その人は自分に泥棒する根性があって、
それを心のうちに経験したことがあるからであります。
ここにひとりの赤ん坊が人のものを盗って来て、そうして自分のものとして舐めているとしても、
これは子供同士で見ると、あの赤ん坊は泥棒したとは思わないのであります。
子供はむしろ自他一体の観念が強いために自分のものは他のもの、他のものは自分のものだと思っている。

ところが自分と他との区別のハッキリした大人になると「あいつ泥棒した」という事になります。
大人になるといろいろの経験から「盗み」という思いが心のどこかに教えられてあるので、
その思いに照らして「泥棒した」と判るのであります。
人間は自分の心にない事は判らない。他を阿諛(おべっか)使いだと思うのは、
自分に阿諛使いの心があるのであります。そういうふうな心持が自分にあるものですから、
素直に偉い人や目上の人を尊敬する人を阿諛使いだと邪推する事になるのであります。

(つづく)


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