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聖典引用 板
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:
SAKURA
:2012/04/22(日) 23:26:30 ID:FEa/NNlc
トキ様 へ
観覧者様 へ
こんばんは…ロ−マ字の【SAKURA】です。御無沙汰していますが…
久しぶりに…【仏教典…】以前からの続きですが“投稿”させて頂きます。
【はじめの第1章…】からの“続編”で〜〜〜〜〜す!
■第2章 最後の教え
1.釈尊はクシナガラの郊外、シャ−ラ樹の木の中で最後の教えを説かれた。
弟子たちよ、おまえたちは、おのおの、自らを灯火とし、自らをよりどころとせよ、
他を頼りとしてはならない。この法を灯火とし、よりどころとせよ、他の教えを
よりどころとしてはならない。
わが身を見ては、その汚れを思って貪らず、苦しみも楽しみもともに苦しみの因であると思ってふけらず、わが心を観ては、その中に「我」はないと思い、それらに迷ってはならない。
そうすれば、すべての苦しみを断つことができる。わたしがこの世を去った後も、
このように教えを守るならば、これこそわたしのまことの弟子である。
2.弟子たちよ、これでおまえたちのために説いたわたしの教えは、常に聞き、常に考え、
常に修めて捨ててはならない。もし教えのとおりに行うなら常に幸いに
満たされるであろう。
教えのかなめは心を修めることにある。だから、欲をおさえておのれに克つことに
努めなければならない。身を正し、心を正し、ことばをまことあるものに
しなければならない。
貧ることをやめ、怒りをなくし、悪を遠ざけ、常に無常を忘れてはならない。
もし心が邪悪に引かれ、欲にとらわれようとするなら、これをおさえなければならない。
心に従わず、心の主となれ。心は人を仏にし、また、畜生にする。迷って鬼となり、
さとって仏と成るのもみな、この心のしわざである。だから、よく心を正しくし、
道に外れないよう努めるがよい。
3.弟子たちよ、おまえたちはこの教えのもとに、相和し、相敬い、争いを起こしてはならない。
水と乳とのように和合せよ。水と油のようにはじきあってはならない。
ともにわたしの教えを守り、ともに学び、ともに修め、励ましあって、道の楽しみを
ともにせよ。つまらないことに心をつかい、むだなことに時をついやせず、さとりの花を摘み、道の果をとるがよい。
弟子たちよ、わたしは自らこの教えをさとり、おまえたちのためにこの教えを説いた。
おまえたちはよくこれを守って、ことごとにこの教えに従って行わなければならない。
だから、この教えのとおりに行わない者は、わたしに会っていながらわたしに会わず、
わたしと一緒にいながらわたしから遠く離れている。また、この教えの通りに行う者は、
たとえわたしから遠く離れていてもわたしと一緒にいる。
4.弟子たちよ、わたしの終わりはすでに近い。別離も遠いことではない。しかし、いたずらに
悲しんではならない。世は無常であり、生まれて死なない者はない。今わたしの身が朽ちた
車のようにこわれるのも、この無常の道理を身をもって示すのである。
いたずらに悲しむことをやめて、この無常の道理に気がつき、人の世の真実のすがたに眼を
覚まさなければならない。変わるものを変わらせまいとするのは無理な願いである。
煩悩の賊は常におまえたちのすきまをうかがって倒そうとしている。
もしおまたちの部屋に毒蛇が住んでいるのなら、その毒蛇を追いださない限り、
落ちついてその部屋で眠ることはできないであろう。
煩悩の賊は追わなければならない。煩悩の蛇は出さなければならない。おまえたちは
慎んでその心を守るがよい。
5・弟子たちよ、今わたしの最期の時である。しかし、この死は肉体の死であることを
忘れてはならない。肉体は父母より生まれ、食によって保たれるものであるから、病み、
傷つき、こわれることはやむを得ない。
仏の本質は肉体ではない。さとりである。肉体はここに滅びても、さとりは永遠に
法と道にいきている。だから、わたしの肉体を見る者がわたしを見るのでなく、
わたしの教えを知る者こそわたしを見る。
わたしの亡き後は、わたしの説き遺した法がおまえたちの師である。この法を保ち続けて
わたしに使えるようにするがよい。
弟子たちよ、わたしはこの人生の後半四十五年間において、説くべきものはすべて
説き終わり、なすべきことはすべてなし終わった。
わたしにはもはや秘密はない。内もなく、外もなく、すべてみな完全に説きあかし終わった。
弟子たちよ、今やわたしの最期である。わたしは今より涅槃に入るであろう。
これがわたしの最期の教戒である。
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