したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

聖典引用 板

483復興G:2012/04/20(金) 12:49:16 ID:ojEbkDH2

<つづき>
谷口雅春先生『實相と現象』より
『「七つの光明宣言」解義』(19)

   繁栄のための心の法則

 私がブラジルへ行って感じたことは、「与えよ、さらば与えられん。奪えよ、さらば奪われん」という生長の家の真理が如実に生活に実証されていることであります。
 最初ブラジルへ移民した人達の中には、「四、五十年あそこで働いて、相当の金をこしらえて日本へ帰りたい。」こう思って行った人達が非常に多かったのであります。つまり或る意味ではブラジルの富を奪って日本へ持って帰るつもりだったのです。そういうブラジルの富を日本へ持って帰りたいという気持で行った人達は、たいてい成功しなかったのです。

 ところが目本が戦争に敗けたということを聞きまして、日本の大都市が殆ど焼けて灰になってしまって、もう日本へ帰っても安住の土地ではないから、ブラジルへ腰をすえてブラジルの繁栄とともに自分も繁栄致しましょうという気持になって、ブラジル国の建設に自分の命を注ごうという訳で、即ち“与える心”になって働き出したのです。それから日本人はブラジルで、すばらしく発展するようになったのです。幾百エーカーの地面の持主になって白人系の労働者を幾百家族も雇って大事業をやっている日本人も随分あります。
   (谷口輝子著『世界を旅して』後篇、参照)

 これはすべて、「与えよ、さらば与えられん」というところの法則によってそういうことが起って来るのであります。皆さんがこの生長の家の真理を、人に勧められる場合でも、やっぱり与えることによって自分の運命が好転してくるわけであります。

   商売の競争相手を祝福して却って繁昌

 このあいだも浜松の講習会の時、熱海の八百半デパートの和田一夫さんが、“八百半ビル”を建てて、始めは食料品ばかり売っていたのでありますけれども、去年から大きなビルの一部分に衣料品をあつかう衣料部をこしらえて、反物を売りだしたのです。ところが最近、八百半から歩いて五分間くらいの処に長崎屋という衣料専門の大デパートが建築を始めた。それが近く愈々開店するという事になったら、さすがの和田一夫さんも、衣料を主にした大デパートが自分の店から歩いてわずか五分間くらいの距離にできることになったら、そこへ自分の衣料部の客を取られるのは決まっている。それでどうしたら好いか。というので、一時非常に悩んだというのです。

 ところが、和田一夫さんはやっぱり生長の家の信者ですから偉いですね。“与えよ、さらば与えられん”“祝福するものが祝福される”という根本法則を利用するより仕方がないと悟られまして、神想観をなさいますときに、その長崎屋が繁栄しているありさまを、心に描いて一所懸命に「長崎屋の繁栄」を祈ったというのです。そうして、いよいよ長崎屋のデパートが開店する日に、「長崎屋さん、開店おめでとう。八百半。」と書いた広告を四つの新聞に堂々と出して、長崎屋の開店を祝福してあげたのです。

 そうしますと、その開店の日は自分の店の衣料部はいつもの売上げ高の三十パーセント減ったけれども、そのかわり、長崎屋さんは「開店祝い」の広告まで出して祝福してもらったので、沢山のお客さんが長崎屋になだれ込んで満員の盛況になったそうですが、午前中に長崎屋へ買物に出かけて行ったお客さんが、そこから歩いて五分くらいの距離ですから、帰り途に八百半の食堂の方へなだれ込んできて、その時には食堂が満員になった。その日、衣料部の売上げは減ったけれども、食料品の売上げの増加で、いつもよりもなお収益が多かったという結果が出て、競争相手を祝福してあげることによって自分の店も一層繁昌することになったのであります。

 それから後も、また奇蹟が起ったというのです。あたり前ならば衣料品の方は長崎屋さんの方へ沢山お客が流れて行って、自分の店のお客は減ると思っておったら、そうではなくて、自分の方の店の衣料部も、これまでの売上げより増え、総売上げは今迄の三倍も増えて来て、今では長崎屋ができる時より繁昌しているというような話をなさいましたが、そういう風に“敵”とみとめられるものも、本当は“敵”じゃないのであります。およそ“敵”なんてものは“実相”に於いてはないのです。神様のおこしらえになった世界は、みんな大調和の「共存共栄の世界」なのであります。
<つづく>


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板