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聖典引用 板

478復興G:2012/04/20(金) 12:46:09 ID:ojEbkDH2

<つづき>
谷口雅春先生『實相と現象』より
『「七つの光明宣言」解義』(14)

   内部に宿る“無限の可能性”を発揮するには

 正しき祈りというものは「悪」の存在をみとめて、「神様どうぞ、この悪を取除きたまえ」と懇願するのではなく、「神のつくり給うたこの世界には、悪は存在しないのである。あなたは神の子である。善のほかないのである。」と心の中に唱えて、その人の“実相”をじーっと拝む祈りであります。それが「愛を実現する言葉の創化力」なのであります。

 創化力とは、先に申しましたように“創”というのは“つくる”です。“化”というのは、“お化け”の“化”であって、姿なき世界にあるものが、姿を現すことであります。

 最近では、“化成”などという言葉がありますね。液体で一定の形のなかったものが、繊維になったり固形的なプラスチックになって姿を現してくる。それが化成です。

 そういうように、人間は“神の生命”そのものであるが、“神の生命”は肉眼には見えないけれども、それが形に現れて来る。人間の“無限の可能性”というものは肉眼に見えないけれども、それが見えない世界から、見えてくる世界に現れてくるための力が、すなわち祈りと愛語と讃嘆であります。

 愛語というのは、愛の言葉、やさしい愛情に満ちた言葉です。讃嘆とはほめ言葉、吾々は、だれでも「認められたい」、「愛されたい」、「称(ほ)められたい」、「誰かのお役に立ちたい。自分は必要な人物だと思われたい」このような根本的な願いがある。その願いを愛情に満ちた言葉で満足させてあげるとき、その人は“生き甲斐”を感じて益々精進努力することになる。そうすると内部にある無限の可能性が出て来るのであります。

 さて、吾々青年の機関誌「理想世界」誌も諸君が弘めようとして、大いに努力したら一度に数万も増えたけれども、近頃又多少減って来たというので、一ぺんに無理して努力しても、また減るから、つまらんから、あんまり大きな目標を立てないで徐々に、着実に少しずつ増やそうなんていうことになったそうだけれども、そんなに自己縮小することは私は賛成しないのであります。

 大いに増やしておいたら、脱落する人も多いから、大いに増やさないことにしたら脱落する人も少なくなる。そんな消極的な論理を弄んでいたら、もう一人も誌友をつくらなかったら、一人も誌友が減らないことになる。それでは「理想世界」はどうして実現するのです? 一時ふえた誌友が脱落するのは、雑誌を大いに弘めたからではない。単に部数を増やすということばかり考えて、理想世界建設の人間をつくらなかったからです。部数のふえることばかり考えているが、「理想世界」の部数拡大は、理想世界を建設する同志が増えるから尊いのです。

 吾々は人類を救うのです。人類を救うんだ。雑誌をふやすのはただ理想実現の手段にすぎないのである。それなのに新聞配達みたいに、増やす部数のことばかりやって、その人間を、理想実現の選士に導かなかったら喜びがないのですよ。喜びがないから脱落するのです。実際に雑誌を手渡した人たちに、人類を救う選士になったという喜びをもたせることが出来た時に、その時はじめて、「あの人も救われた」「この人も救われた」というので、どこどこまでも喜びが続くので脱落しない。また其の人から救われた人も、ただ雑誌をもらっただけではなしに、その感激が出てくるから、また次へ次へと伝えるということが出来てくるのであります。

 だけども、「ともかく部数さえ増やせ。」というわけで、ただ雑誌を配ったらそれでお終いということなら、自分の知人に皆な渡した、もうあとに知人はないから渡す人はないのだ。という様なことになって行き詰まってしまう。そこから、後退する人がでて来るのです。吾々同志は理想世界実現、目本の実相顕現、人を救う喜びの躍動というものを出て来させなければならぬ。その時に、はじめて、自分は「人のお役にたっているのだ」という魂の喜びが起って来る。

 他の人の“生命”と自分の“生命”とは神の子の命であるから互いに兄弟である。その愛を実現するということによって、そこに本当の喜びが感じられて来るので、いくら「理想世界」を普及しても、くたぶれない「無限の可能性」が出てくる事になる訳なんであります。
<つづく>


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