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聖典引用 板

403SAKURA:2012/04/13(金) 20:49:47 ID:FEa/NNlc
トキ様 へ
観覧者様 へ

こんばんは…ロ−マ字の【SAKURA】です。御無沙汰していますが…
久しぶりに…【仏教典…】以前からの続きですが“投稿”させて頂きます。
【はじめの第1章…】からで〜〜〜〜〜す!
 
■第1章 史上の仏

−−−【 第1節  偉大な生涯 】−−−

1.ヒマラヤの南のふもとを流れるロ−ヒニ−河のほとりに、釈尊族の都カピラがあった。
その王シユッド−ダナ(浄飯)は、世々純正な血統を伝え、城を築き、善政をしき、
民衆は喜び従っていた。王の姓はゴ−タマであった。

妃、マ−ヤ−(麻耶)夫人は同じ釈尊族の一族でコ−リャ族と呼ばれる
デ−ヴァダハ城の姫で、王の従妹にあたっていた。

結婚の後、ながく子に恵まれず、二十幾年の歳月の後、ある夜、
白象が右わきから胎内に入る夢をみて懐妊した。王の一族をはじめ
国民ひとしく指折り数えて王子の出生を待ちわびたが、臨月近く、妃は国の習慣に従って生家に帰ろうとし、その途中ルンビニ―園に休息した。
折りから春の陽はうららかに、アショ−カの花はうるわしく咲きにおっていた。
妃は右手をあげてその枝を手折ろうとし、そのせつなに王子を生んだ。
天地は喜びの声をあげて母と子を寿いだ。ときに四月八日であった。
シュッド−ダナ王の喜びはたとえようがなく、一切の願いが成就したという意味の
シッダ―ルタ(悉達多)という名を王子に与えた。

2.しかし、喜びの裏に悲しみもあった。マ−ヤ−夫人は間もなくこの世を去り、太子は
以後、夫人の妹マハ−ブラジャーパティによって養育された。

そのころ、アシタという仙人が山で修行していたが、城のあたりに漂う吉相を見て、
城に来り、太子を見て「このお子が長じて家にいられたら世界を統一する偉大な王となり、もし出家して道を修めれば世を救う仏になられるであろう」
と予言した。

はじめ王はこの予言を聞いて喜んだが、次第に、もしや出家されてはという
憂いを持つようになった。

 太子は七つの年から文武の道を学んだ。春、耕耘(こううん)の祭に、父王に従って
田園に出、農夫の耕すさまを見ているうち、すきの先に掘り出された小虫を
小鳥がついばみ去るのを見て、
「あわれ、生きものは互いに殺しあう」とつぶやき、ひとり木陰に座って静思した。


生れて間もなく母に別れ、今また生きもののかみあう有り様をみて、太子の心は早くも
人生の苦悩が刻まれた。それはちょうど、若木につけられた傷のように、
日とともに成長し、太子をますます暗い思いに沈ませた。

父王はこの有様を見て大いに憂い、かねての仙人の予言を思いあわせ、太子の心を
引きたてようといろいろ企てた。ついに太子十九歳のとき太子の兄デ−ヴァダハ城王
スプラブッダの娘ショ−ダラ−を迎えて妃と定めた。
              
 <つづく>


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