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305SAKURA:2012/03/29(木) 14:07:22 ID:FEa/NNlc

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■■ 仏教典 より          
■ 第3章   【仏国土の建設…】

      第2節  ―― 仏 の 国 ――

3.まことにこの世界は、一方から見れば、悪魔の領土であり、欲の世界であり、
血の戦いの場ではあるが、この世界において、仏のさとりを信じる者は、
この世を汚す血を乳とし、欲を慈に例え、この世を悪魔の手から奪い取って、
仏の国とならそうとする。
一つの柄杓を取って、大海の水を汲み尽くそうとすることは、容易ではない。
しかし、生まれ変わり死に変わり、必ずこの仕事を成しとげようとするのが、
仏を信ずるものの心の願いである。
仏は彼岸に立って待っている。彼岸はさとりの世界であって、永久に、貪りと
いかりと愚かさと苦しみと悩みとのない国である。そこには智慧の光だけが輝き、
慈悲の雨だけが、しとしと潤している。
この世にあって、悩む者、苦しむ者、悲しむ者、または、教えの宣布に疲れた者が、
ことごとく入って憩い休らうところの国である。
この国は、光の尽きることのない、命の終わることのない、ふたたび迷いに帰る
ことのない仏のくにである。

まことにこの国は、さとりの楽しみが満ちみち、花の光は智慧をたたえ、鳥の
さえずりも教えを説く国である。まことにすべての人びとが
最後に帰ってゆくべきところである。

4.しかし、この国は休息のところではあるが、安逸のところではない。
その花の台は、いたずらに安楽に眠る場所ではない。真に働く力を得て、
それをたくわえておくところの場所である。

仏の仕事は、永遠に終ることを知らない。
人ある限り、生物の続く限り、また、それぞれの生物の心がそれぞれの世界を
作り出している限り、そのやむときはついにない。

今仏の力によって彼岸の浄土に入った仏の子らは、再びそれぞれの縁ある世界に
帰って、仏の仕事に参加する。

一つの燈(ともしび)がともると、次々に他の燈が火に移されて、尽きるところが
ないように、仏の心の燈も、人々の燈に次から次へと点じて、
永遠にその終わるところを知らないであろう。

仏の子らも、またこの仏の仕事を受け持って、人々の心を成就し
仏の国を美しく飾るため、永遠に働いてやまないのである。

           <つづく>                 No.1


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