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聖典引用 板

2999a hope:2014/07/05(土) 00:47:26 ID:cEpBaIdo

(>>2997 つづき)

「邁進日本の心と力」p47〜



もし、唯物論者の云うが如く、御表現身なる玉體(ぎょくたい)を以て御表現身であると見奉(たてまつ)らわずして、天皇の御本体そのものを死滅の法則の中にある肉体であると認めることになれば、天皇は永遠の御存在ではなく、崩御と共に御本体の朽ち滅ぶべき御存在であらせられると云うことになり、たとえ崩御の瞬間に践祚(せんそ)のことあらせられるとも、ひとたびは滅して、皇嗣子(こうしし)が、御位(みくらい)につき給うことになるから、天皇がひとたびは滅し給うことを予想するものである。

畏れ多くも、天皇のひとたびは滅して次なる 天皇の御登位を予想することは、皇位の中断を予想せしめることになる惧(おそ)れがあるのである。

すべて滅して、次が代わると云う事は、終末と更新とを予想せしむるものであって、終末と更新とがある以上、それがどんなに瞬間的であっても中断を予想せしむるものである。

しかも仲哀天皇崩御ましまして、応神天皇未だ御生誕遊ばされざるその間の期間の如きは、天皇の御本体を御肉体であると在来の如く観じ奉る限りに於いて、皇位が中断したと云う事になり、萬世一系の名は空しくなるのである。

生長の家の云うが如く、天皇の御本体を久遠常住の霊的実在なりと観奉り、その御表現身が御肉体であると観奉れば、御表現神が暫(しば)し崩御ましまして、次なる御表現身の御位につき給うまでの期間が、暫時あろうとも、皇位の中断と云うことが断じてないことが判り、皇位の萬世一系は、ただ、生長の家倫理学によってのみ明らかとなる。

滅なく久遠常住の存在のみが中断なきものである。

唯物論者の云うが如く、 天皇の御本体を生滅ある御肉体であると観奉る限り、 天皇が久遠不滅の存在にましますことを否定することになり、天皇に対して由々しき不敬を犯すことになるのである。

国体精神を明徴にならしめるもの生長の家倫理学に及ぶものはないのだ。


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