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292SAKURA:2012/03/24(土) 21:55:42 ID:FEa/NNlc
       <つづく>            No.2

第2節  ―― 仏の国 ―― 

1)前にも説いてきたように、教団が和合を主として、その教えの宣布という
使命を忘れないときには、
教団は次第にその円周を大きくして、教えが広まってゆく。

ここに教えが広まるというのは、心を養い修める人が多くなってゆくことであり、
今までこの世の中を支配した
無明と愛欲の魔王が率いる貪りと怒りと愚かさとの魔軍が退いてここに
智慧と光明と信仰と歓喜とが、その支配権を得ることになる。
悪魔の領土は欲であり、闇であり、争いであり、剣であり、血であり、
戦いである。
そねみ、妬み、憎しみ、欺き、へつらい、おもねり、隠し、そしることである。
いまそこに、智慧が輝き、慈悲が潤い、信仰の根が張り、歓喜の花が開き、
悪魔の領土は、一変して仏の国となる。

さわやかなそよ風や、
一輪の花が春の来たことを告げるように、ひとりがさとりを開けば、
草木国土、山河大地、ことごとく仏の国となる。

2)教えのしかれている世界では、人びとの心が素直になる。
これはまことに、あくことない大事日によって、常に人びとを照らし守るところの
仏の心に触れて、汚れた心も清められるからである。
この素直な心は、同時に深い心、道にかなう心、施す心、戒を守る心、
忍ぶ心、静かな心、智慧の心、慈悲の心となり、また方便をめぐらして、
人びとに道を得させる心ともなるから、ここに仏の国が、立派にうち建てられる。

妻子とともにある家庭も、立派に仏の宿る家庭となり、
社会的差別の免れない国家でも、仏の治める心の王国となる。

まことに、欲にまみれた人によって建てられた御殿が仏の住所ではない。
月の光が漏れこむような粗末な小屋も、素直な心の人を主(あるじ)とすれば、
仏の宿る場所となる。

ひとりの心の上にうち建てられた仏の国は、同信の人を呼んでその数を加えてゆく。
家庭に村に町に都市に国に、次第に広がってゆく。

まことに、教えを広めてゆくことは、この仏の国を広げてゆくことにほかならない。

                <つづく>
                              再合掌


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