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聖典引用 板

280「訊け」管理人:2012/03/22(木) 17:04:54 ID:???
『祈りの科学』24項より謹写――

真空妙有の世界

 天文学者は太陽系統の如き天体群の発生する前にその母体として星雲の如きものが存在し、その星雲の発生する以前には全然そこは「無」即ち真空の世界のみであったことを想定しているのである。「真空」を単に「無」と解すれば、「無」よりして星雲が何故発生し、太陽系が何故発生したかが問題になるのであるが、「真空」とは無尽蔵の根源だと分かれば問題は直ちに解明するのである。

 過去に於いては太陽は一個の高熱なる一大発光体だと考えられていたが現在ではそれは原子エネルギーの集団であると認められているのである。星雲と称するものは恐らく原子エネルギーの集団であろうと考えられるのであるが、原子エネルギーの本体である「運動する電子」その他の素粒子の如き微粒子は如何にして発生したのであろうか。それはウイルソンの霧函(きりばこ)に於いて電子の運動を観察している際に一個の電子が突如として二個となり、「無」の世界より、一個が新たに創造されたるが如き観を呈し、或いはいま観測中の電子が、突然「無」の状態に帰して行方不明になってしまう所に事実よりして、「運動する電子」その他の素粒子は「無」よりして出て「無」に帰るものであることが発見されたのである。そうすれば太陽や星雲を構成する所の「運動する電子」その他の素粒子(即ち原子力集団)も亦「無」より発生したものだといわなければならないのである。「無」即ち「真空」であって、「真空」が万物の本源であり、一切を構成する創造者であるということができるのである。

 かくの如く吾々をとりまく所のものはすべて「真空」であり、天体と天体、星と星との間の空間及び分子と分子との空間、電子と電子との間及び電子と原子核との間も結局真空であり、真空は即ち「無」であって、「無」が一切の存在の殆どすべてを占めているということができるのである。然もその「無」は何ものも存在しないのではないのであって、すべての天体を虚空に於いてあるべき位置にあるべきようにあらしめている所の力であり智慧であり、分子及び電子その他の物質構成分たる微粒子をしてあるべき所にあるべきようにあらしめている所の力であり、従ってそれは驚くべき正確なる智慧を含む所の力であるのである。即ち宇宙に満つる「智慧の力」は「無」よりして一切のものを発生せしむる所の本源であるのである。この「真空」は吾々の身体の一切の部分に行き亙っているのであって、従って又宇宙の一切の部分につながっているのであるということができるのである。それは驚くべき精巧なる智慧であるから単につながっているというだけではなく、吾々の〝智慧〟に、又〝願い〟に答えてくれる所の〝智慧〟である筈であるのである。ここに吾々の祈りが宇宙の智慧である所の神に到達し、一切の電子分子等々を生み出した所の「真空妙有」なる所の神に到達してその願いをかなえてくれる所の根拠に到達するのである。されば祈りはかなえられないということはないのである。ただそれがかなえられないのは祈りがかなえられる所の法則に対して吾々が無智であり、ラジオの放送は必ず聴取することができるのに、法則を知らないために聴取することができないようになっているのと同じことなのである。


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