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聖典引用 板

2755トキ:2014/02/17(月) 20:38:31 ID:qvIK8UMY
 「先日もある人が、「自分は商売が下手なんです。私にはまるっきり商才がないのです。損ばかり
しています。何か良い方法を教えて下さい」と尋ねて来ました。自分で商才がないと言いますが、
商才とは何でしょう。この人は商才を何か特殊な技術のように考えているようですが、商才とは
そんな小手先の技術ではないのです。
 
 商才とは商人の”誠意”と”腹”だと思うのです。顧客に仕える心と小さな損得に拘泥しない豊かな
心です。この心で商売をやれば誰だってはやるのが当たり前なのです。

 大阪の春名徳雄さん(前 生長の家大阪府相愛会副会長)に伺ったのですが、大阪の十三に大変
よくはやっている呉服屋がありました。ご夫婦とも熱心な信者ですが、生長の家の話もよく聴きに
こられるのだそうです。この方は戦前一度商売に失敗されたのです。とうとう夜逃げの相談をして、
アメリカか、どこかに移民に出ようという話になって、一度、金光教の先生のお話を伺おうという
ことから教会に行ったのです。

 その時に、教会の先生が「それなら、僕がまず尋ねますが、仮に東京で太鼓を叩いていたら裏が
裂けて鳴らなくなったので、その破れた太鼓を、今度は大阪に持って来て叩けば鳴りますか?」
と聞いたのです。

 「そりゃ、皮を張り替えんと鳴りませんね」と返答したら、先生はカラカラとお笑いになって、
「そらなら大阪で破れた太鼓をわざわざアメリカまで持って行って叩かなくてもいいじゃないか、
まず皮を張り替えなさいよ」と言われました。

 この呉服屋さんは、この一言に胸を打たれて再び大道商人から立ち直って誠実一路ついに今日
の基礎を築かれました。

 「環境は心の影だ」という生長の家の真理がよく表れています。

 昔から、”商売は前垂れをかけて”とよく言われます。前垂れとは前へ頭を低く垂れることです。

 「ありがとうございます」とただ誠実一路に生きることです。ただ売ってやる式の商売や、
ただ儲けよう式のやり方では客に飽きられます。顧客から悦んで貰う聖人になることです。

 商才がないというのは単なる言い訳に過ぎません。成功する人には成功するだけの苦労も
あるのです。

 「幸せに到る道」(故 北尾巳代次先生著、日本教文社)29〜30pより抜粋。


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