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聖典引用 板

2731エマソンの光明思想と生長の 家⑤:2014/01/06(月) 20:39:54 ID:kzsrkxKM
理想世界誌昭和四十七年十月号

輪読のための青 年法語

◆エマソンの光明思想と生長の家

谷口雅春先生

■五日のことば ”生命は”常に前向きに前進 する

やがて、あなたに時間・空間を超越した実相 の自分を自覚し得た一瞬が来る。 それまでは、普通の人は「時間と空間の障壁は 真実で克服しがたく思われるほど、感覚の力は 心を圧倒してしまっている」とエマソンは言っ ている。私たちの肉体は、時間・空間の枠の中 で生活している。そしてこの肉体を五官の感覚 で見て実在であるかの如く感ずる。そして又、 肉体をとり巻いている外界の一切のものを、固 定した存在の如く考える。しかしエマソンは言 う。

「私どもが今固定していると考えることも、あ たかも熟れた果実のように、ポタリ、ポタリと 、私どもの経験から離脱して落ちて行くのだ・ ・・・・風景、人物、ボストン、ロンドンも昔 の制度や一抹の霧や煙と同様に一時的なものだ 。社会もそうだ、世界もそうだ。Soul(魂)は じっと前を見つめ、前途に一つの世界を創造し 、背後にいくつも世界を捨てていく。Soul(魂 )には日付けもなく、儀式もなく、からだもな く、専門もなく、人間もないのだ。Soul(魂) はSoul(魂)のみを知る。森羅万象はSoul(魂 )が包まれている外装に過ぎないのだ。」

The things we now esteem fixed shall, one by one, detach themselves like ripe fruit from our experience, and fall. The wi nd shall blow them none knows whither. The landscape, the figures, Boston, Lo ndon, are facts as fugitive as any institution past, or any whiff of mist or sm oke, and so is society, and so is the world. The soul looketh steadily forward s, creating a world before her, leaving worlds behind her. She has no dates, n or rites, nor persons, nor specialties nor men. The soul knows only the s oul; the web of events is the flowing robe in which she is clothed.

森羅万象は、(それは自分の肉体も引っくる めて)Soul(魂)が創造した外皮なのである。 それは蚕の生命が創造した繭のようなものであ り、蛇が生長して行く毎に脱皮する“皮”(蛇 の抜け殻)みたいなものである。脱け殻は蛇の 一時的外装であって、それは嘗て蛇によって創 造せられ、用終わりて棄て去られ消え行くべき ものなのである。生命は嘗て創造して、用を果 したところのものを棄てて行くが、”生命”は 死ぬのではなく、常に前向きに前進するのであ る。その”生命”がただの生きる力でなく、叡 智を備えた普遍的なものであるとみとめたとき 、それをSoul(魂)とエマソンは呼んでいるの である。

>>2713:エマソンの光明思想と生長の 家④


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