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聖典引用 板

253朝露夜露(代筆・志恩):2012/03/17(土) 16:20:43 ID:.QY5jUA6
とにかく、神仏習合は、長い間かけて進んでいきます。その間には、江戸時代に檀家制度というのができ、
村の住民をすべて、寺の檀家とすることで、一種の戸籍として、住民の把握にあたったため、寺には、そういう役割が
与えられたということもあります。

また、神道は、死を忌み嫌ったため、葬式は、僧侶が担うということになったため、葬式仏教などという仏教にとっては、
ありがたくないレッテルも貼られるようになったりと、色々なことがあって、現在に至っているわけです。

また、明治期の近代化を遂げようという時には、
日本をどう一つに、まとめて行くかという議論となり、キリスト教を国教化するということも、考えられたようですが、

やはり、日本人を、精神的に団結させる中心は、天皇家と神道だろうということになり、神仏分離と称して、廃仏毀釈などが
あった事も事実です。

一方戦後には、GHQの神道指令で、日本人の精神的バックボーンをなきものにしようと、占領軍により、
神道と皇室と日本国民が、精神的に分離されてしまったとも言われています。

それは、アメリカが、日本人の精神的バックボーンは、神道だと正しく見ていたという証拠でもありますから、
日本人は、仏教の教えも日本化して受け入れてきたのだと言ってもよいかもしれません。

神道と仏教徒の間には、それなりの対立がありました。
しかし、今でも、神社で僧侶が、お経をあげ、神宮寺が、お寺をお守りしているところもあるのです。

天皇陛下も、神道の最高の神職として日々、天照大神や歴代天皇の御霊をお祭りしておられますが、
仏教にも、造詣が深くていらっしゃると思います。

日本の信仰体系は、実に面白いですね。

    
        ー おわり ー


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