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聖典引用 板

2437a hope:2013/07/23(火) 07:20:22 ID:edEDolt2

新版 生活読本 谷口雅春先生著(日本教文社)
第16章 理想を高く掲げましょう

♦理想を高くもっても小さな事が大切です

蟻の穴から堤(つつみ)が崩れるという諺があります。
野鼠があけた小さな穴から、堤が崩れてオランダ全体が海の底に沈んでしまおうとしたことがありました。

オランダという国は海の水の高さよりも土地が低いのでその海の水の侵入(はいってくる)を
防ぐために堤防をきずいているのであります。

ある時その堤防の底の近くに小さな野鼠の穴があいているのをみつけた少年があったのです。
満潮になって段々と水嵩(みずかさ)が上がって来ますと、
水が滔々(とうとう)とポンプのようにその穴からふきだしました。

その少年は「これはオランダ全体の大問題だ」と思いました。
「もしこの穴から段々水が入って、オランダ全体が水の下に沈んでしまうことになれば大変だ」
と思いまして、その少年はその水の吹きでる穴を自分の掌(てのひら)で一所懸命押さえつづけていたものです。

蟻の穴のような小さな所からでも水がもれておれば、土が崩れて段々穴が大きくなり、
しまいには堤が崩れて、もうどうにもならなくなるのが普通なのです。
ものは小さい内に防ぎとめておかなければ、大事になってからは防ぐことは到底できないのであります。

その少年は鼠の穴を自分の手のひらで押さえながら町の人が通りかかるのを待っていました。
そして人が通りかかると大声をあげて「この穴を防(ふさ)いでくれ」と叫びました。

町の人々が集まって来て其の堤を修繕しました。
こうしてこの少年はほっておけば遂にオランダ全国が滅びてしまうのを救う事ができたのであります。


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