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聖典引用 板

2400a hope:2013/07/04(木) 07:39:06 ID:edEDolt2
新版 生活読本 谷口雅春先生著(日本教文社)
第15章 斯うして能力を高めましょう

♦食物が人間になる理由

口の中で噛みくだかれた食物が胃袋へはいって行きますと、
そこには胃液と云う酸性(すっぱい)消化液が出て来て、またさらに消化してくれます。
そこで充分消化されると、それが腸へはいっていって、腸の消化液で消化されます。

そしてその一遍煮たり、焼いたり、塩漬けにしたりして死んでいた筈(はず)のお米や、
お菜や、お魚などが、生きた養分となって身体の中に吸いとられ、
人間の生きた血となり、肉となるのであります。

これこそ死んでいたものが行きかえる奇蹟(ふしぎなこと)とも云うべきものであります。
死んでいたお米や、野菜や魚が数時間の後には人間の肉となり、
力となると云うのですから素晴らしいのであります。

あなたの生き方、考える力、楽しい心、嬉しい心などは、
これからの食物を道具として働いているのですから、
道具を立派にみがいておかないと、よい働きはできません。

食物と云う道具をよくみがく方法は、先ずその食物を丹念(ていねい)に噛むことなのです。
しかしただ噛むだけでは足りないのです。

噛んでいる間に「神様がこの食物を与えたもうて、私の力とならせて下さいます。有りがとうございます」
と考えながら食べるとき、本当にどんな食物でも立派な滋養(やしない)となるのです。
(つづく)


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