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聖典引用 板

2161a hope:2013/03/31(日) 07:18:28 ID:TqpbsVIM
(前半から)
先日も新聞に出ていましたが、一人の強盗がとっ捉まって刑務所に送られたのです。
何故強盗になったかと取調べられた結果、その前に「三角籤(さんかくくじ)」に当って
十万円思いもかけぬお金が入ったのでした。

それで急に嬉しくなって料理屋へお酒をのみに行ったのです。
御馳走も食べました。
女給みたいな女が来て一緒にたべた料理代も皆自分が支払わされてしまったのです。
またたく間に十万円位のお金はそれでおしまいになってしまいました。

そのお金は「人のために働いた」と云う「サービス」の実物のない、
ただ「影」だけの「富」でしたから、こんなに早く無くなってしまったのです。

だが、お料理屋の味が忘れられない。
しかしお金がない、金が儲かる近道としてとうとう強盗になったが、やりそこなったと云うのです。

昔から「悪銭身につかず」の諺(ことわざ)もあります。
「売家と唐様に書く三代目」と云う諺もあります。

第一代目は自分が大いにサービスをし、人によいものを与えて来ましたので第一代目はつぶれません。
第二代目になっても第一代目のサービスの徳が蓄えられているのでまだ其の家はつぶれません。

第三代目になるとだんだん初代の徳が失われまして中味のない形ばかりの富になって来ますから、
とうとう先祖からの家も売り払ってしまわなければならぬようになるのであります。

(つづく)


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