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聖典引用 板

2092a hope:2013/03/12(火) 07:21:06 ID:TqpbsVIM
新版 生活読本 谷口雅春先生著(日本教文社)
第十三章 こうして富をつくりましょう(p146〜)

◆心で蒔いたものが芽をふいて実をむすぶ

ある学校に一人の生徒がありました。
その生徒の後ろの机にいる生徒が、時々お尻の所を鉛筆でつついていじめるので、
その生徒はたまらなくなって、先生の所へ行きました。
そしてこう申しました。

「先生、橋本君が、授業中に私のお尻を鉛筆のとがった尖(さき)で、つついていじめるのです。
先生、橋本君をしかってください。」

すると先生はおっしゃいました。

「君が鉛筆でつつかれる様な種を蒔いているからそうなるのです。
他(ほか)の生徒を橋本君は鉛筆でつつかないでしょう。
あなただけを鉛筆でつつくのは、あなたに鉛筆でつつくような心があるからです。」

その生徒はいいました。

「先生、私はけっして橋音君のお尻を鉛筆でつついたりはいたしません。
それだのに橋本君が、私のお尻ばかりをつつくのです。」

先生はおっしゃいました。

「君はね、よく考えてごらんなさいよ。
自分のした事を、先生にいいつけられる事ほど、生徒にとっていたいことはないでしょう。
生徒というものは自分の悪い事を告げられるのが、一番いたいのだ。
そのいたいことを君はしようとする。
君は目に見える肉眼では橋本君をつつかないかもしれないけれども、
君の心ではもっともっと痛いもので橋本君をつついているんですよ。
だから自分の心でしたとおりのことが、橋本君からかえってくるのです。
橋本君にあやまりなさい。
そして橋本君に深切にしてあげなさい。
そしたら、橋本君も君にたいして深切になりますよ」

その生徒は橋本君に、

「鉛筆でつつかれた事を、先生にいいつけたりしてすまなかった。かんべんね」

といっておわびしました。

「僕が悪かったんだからゆるしてください」と、涙をながした。

すると橋本君も涙を流しました。

「君が悪いんじゃない。僕が悪いんだ。ゆるしておくれよ。」

二人はたがいに抱きあいました。
二人は仲よしになりました。
そしてたがいに深切のしあいをして、本当によいお友達になりました。

心で蒔いたものが、皆自分の方へ芽をふいてかえって来るのです。
(つづく)


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