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聖典引用 板

2030a hope:2013/02/11(月) 08:23:32 ID:TqpbsVIM
新版 生活読本 谷口雅春先生著(日本教文社)
第十一章 心の花園に美しい花を咲かせましょう

◆世間は偉い人を見のがさぬ

自分でこの世界に道をひらいて行く人の前には、どんな邪魔者も、自然に姿を消してしまうのです。

あなたの生まれがどんなに貧しくとも、また職業がどんな仕事でも、
そんなことは人間の値打には何の関係もないことなのです。

それは途中の出来事であって、豊臣秀吉の血筋だと云っても、
それは中村弥助と云う百姓の血統に過ぎないのです。
蜂須賀小六(はちすかころく)と云う盗賊の弟子をしていたこともあるのです。

祖先に遡(さかのぼ)ったら、出世していた祖先もあり、落ちぶれていた祖先もあります。
しかし、もっともっと祖先の祖先のその又祖先に遡って行きますならば、皆さんはすべて神様の子孫なのです。

皆神の子であって生まれが悪いなどと云う人は一人もないのです。
神様の子はどれほど出世しても出世しすぎると云うこともあり得ないのです。

どんなに力を出してもこれで力の種切れだと云うこともないのです。
出せば出すほど力が出るのです。
勉強すれば勉強するほど力がつくのが人間なのです。

つまらない遊びにつぶす時間を、十分間でも二十分間でも節約して、
その時間によい書物を読んで立派な人間をつくることです。

本と云うものは、兎も角、立派な人が一生涯かかったような研究を、
しばらくの間に知ることのできるようにまとめたものですから大したものです。
(第十一章 終わり)


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