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聖典引用 板
2007
:
a hope
:2013/02/04(月) 09:20:01 ID:TqpbsVIM
新版 生活読本 谷口雅春先生著(日本教文社)
第十一章 心の花園に美しい花を咲かせましょう
◆善い本は同じ本でもたびたび読みなさい(p129〜)
数をたくさん読むよりも、すこしの立派な本をよく味わいながら読むことは、その人の精神を立派なものにします。
むやみに大食するよりも、適当な養分を適量にいただくほうが健康によいようなものであります。
よい書物は一遍や二編読んだだけで捨ててしまわないで、十回でも二十回でも、繰返し読むことです。
本の表紙は大切にして上包みでもして、一遍読み終わるごとに取りかえて、新しい気持ちを出すのがよろしい。
本の中味は、読んで感心したところに赤い線を一度引いておき、
その次にまた感心したところには青い線を引いておくなどもたいへんよろしい。
本にすじを引くのを遠慮することはいりません。
読んだときの感想などを本の余白(あいているところ)に書いて置くことはあとでたいへん参考になり、
大人になってからも、自分の少年少女時代にこんなところを、
こう考えながら読んだのだな―――と思い出すのも楽しいものです。
本の中に、こうして書きこみを作るのはよろしいが、読みかたにフリガナを鉛筆でつけておくなどはよくありません。
漢字をいつまでもおぼえないで、仮名ばかりをあてにして読むようになると、文字を憶える力がなくなります。
本は大切にしなければなりません。
本を大切にしない人は、本から教えられることもすくないのです。
早稲田の野球の監督水原義雄さんはバットを非常に大切にして一緒にだいて寝るくらいだったから、
イザという時には、きっと、そのバットがボールにカチリと当って勝つことが出来たということです。
(つづく)
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