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聖典引用 板

1974a hope:2013/01/26(土) 10:25:46 ID:TqpbsVIM

新版 生活読本 谷口雅春先生著(日本教文社)
第十一章 心の花園に美しい花を咲かせましょう

◆本を読むにもコツがあります(p125〜)

魚をとるには魚をとる方法があります。
小さな魚を、目のあらい網でとろうと思っても、とれるものではありません。
それと同じように本を読むには、本を読む方法があります。
読みかたが大切なのであります。

いたずらに本をたくさん読んだからといって、えらいわけではありません。
世の中にでて、立派な人になれるか、なれないかということも、その大部分は、
どのようにその人が本を読んで、自分を養ったかによって、きまるのであります。

網やザルで水をすくうようにしたからとて、何一つ自分のものになるわけではありません。
トンネルの中を走る汽車のように、盲(めくら)めっぽう早く本の中を走り抜けたからとて、
何一つ心の中に残らないようでは、なんにもならないでしょう。

汽車に乗っても落着いて、四方の景色をよくながめ、どこの駅は何県の何町にあり、
なんの産地であるか、昔、歴史では織田信長がどうしたところであるかとか、
よく考えながら景色を見ていますと、汽車の走り旅でも、修学旅行ほどの知識が得られますのに、
ただ呆然(ぼんやり)と外を見ながら、汽車で走っているだけでは、何も得ることは出来ないのです。

これと同じような調子で、心が「うわの空」になって本を読んでいるのでは、
それは人間の生命(いのち)と時間との無駄使いをやっているにすぎないのであります。
本を読んでも、その著者(ほんをかいたひと)は誰か、中味には何が書いてあったか、
何を教える為にその本は書かれていたか―――こんなことさえ気がつかないで本を読んだ気持ちになっている人も随分ありますが、
それは実におろかな本の読みかたです。
(つづく)


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