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聖典引用 板
1832
:
うのはな
:2012/12/20(木) 23:32:38 ID:LB749By6
『唯神実相の世界を説く』 谷口雅春 先生 P11〜
唯"善なる神のみ”が実在である
皆さん、有難うございます。
生長の家の教は、唯心論と唯物論を並べると、唯心論の中に包括されるようではありますけれども、
精しく言うと、体験談の中にも出たようですが、唯神実相論というところの哲学であります。
唯神とは“唯、神のみ”唯、神のみが実在であるということであります。
神の造り給うた完全な存在のみが実在であって、悪は本来ないのであるーというところの根本的な、
善なる神の存在を信ずる、この根本信念から全てのものは出て来ているのであります。
私はこの詳密講習会で、どういう話をしようかと考えておったんです。
詳密というのは詳しく緻密に話をしなければならないが、しかしこの生長の家の教を根本的に理解しようと思ったならば、
善なる一つの神の実在を本当に信ずるという、これがまず大切であります。
“善なる神”のみが本当に実在する。悪意のある神とか、色々の罰を当てたり、呪いをかけたり、腹立てて復讐をする、そういう神を
信ずる信仰から完全に自分自身を脱却させることが必要であります。
さて、テキストとして書物の名前が数冊出ておりますが、『甘露の法雨』なんかは出ていないけれども、『甘露の法雨』を皆さんはともかく
読んでいますですね。これが根本なんですよ。この『甘露の法雨』をずうっと講義するーそうすればそこに全ての問題が含まれているわけなんです。
ですからこれを講義しながら話をしたいと思うわけであります。
まず、こう書いてありますね。
『神ー或る日天使い生長の家に来たりて歌い給うー』
何の気もなしに読むと、文字の表面は、解ったようだけれども、これは非常に
深い意味が書かれているのであります。
「或る日」というのは、何月何日、某月某日というような意味ではないのです。
「或る日」というのは、あの『奇蹟の時は今』という書物がありますね、あの永遠の今なんです。
何時でも「或る日」です。どの時間にでも其処にましますのは「天使」である。
「天使」とは何かと言うと、これは神様の愛念の放射ですね。念というのは、一つの念波と言って、
光のように波に乗って出て来るんです。それで、神様の愛の念波が人格化してーパーソニファイされて、
そして或る童子のような姿をした、観世音菩薩みたいな姿をして出て来られるー仏教で言えば、一仏一切仏ということ
が含まれているのであります。
この“一仏一切仏”を忘れていると、仏の名前の数だけ、宗派が別々にあるように考えて、それが対立的になって、派閥的な
宗派的信仰というものが、そこに起ることになるのであります。
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