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聖典引用 板

1788「訊け」管理人:2012/12/10(月) 12:47:54 ID:???

『真理入門25章』248頁より謹写――


◆ 〝神洲日本〟そして〝神洲清潔の民〟

 日本人は人間のいのちが〝神の子〟のいのちであることを知っていたのと同時に、日本の国も、神が建てた国で、神から頂いた国だという信念を持っていました。それで日本を〝神洲〟といったのであります。支那から漢字が伝わって来ましたら、我が国の名前(国号といいます)を「日本」と漢字で書いて、「やまと」とか「ひのもと」とか読むようにしました。それは『古事記』に伝えられたところによりますと、日本の国は人間が計画して建てた国でなくして、天照大御神という御名前の“宇宙を照らしたもう神”が、「豊葦原の瑞穂国は世々わが子孫の王たるべき地なり」と、国の根本的設計を示されまして、その設計にしたがって神武天皇さまが天皇中心の国をお建てになったのが国の始めであります。だから日本国は〝神洲〟すなわち〝神国〟なのであります。
 そして、日本人は、この日本国を「日本神国」「日本神国」と呼んでいたのであります。「神国」に〝神の子〟たる日本人が天照大御神の子孫である天皇さまを中心にして住んでいる清らかな国が日本国ほんらいの姿だったのであります。それで日本人のことを「神洲清潔の民」といいました。それなのに西洋の科学文明が入って来て〝国〟というのは、鉱物で出来ている土の塊だくらいに考えて、何も尊いことも何もないと考えはじめました。


◆ 善の代りの語に〝清明心〟といった

 日本人は〝神洲清潔の民〟でありますから、日本人ほど清潔を尊ぶ民族は他にないのであります。『古事記』にある神話の中には天照大御神さまと、須佐之男命さ(スサノオ)さまとが、「受霊」といって、互いの霊を取り交わして、どちらが善かその善悪を定める場面が描かれておりますが、その時に、「心が善い」という言葉の代りに天照大御神は「汝の心の清明(あか)きことはどうしたらわかるか」と仰せられ、須佐之男命は「わが心が清明き故にわたしの魂から、やさしい女の子が生まれた」といっていられます。善とか悪とかいう言葉を使わないで、心が清く明らかで陰気に曇らないのを古代の日本民族は〝善〟であるとしたのでありまして、近代人の考えているような、「こうするのが、悪である」とか「こんな行いが善である」とかいって、事こまかく一々の行ないを定めるのではなく、清く明らかな〝清明心〟をもった者を〝善〟であるとしたのが日本人だったのであります。
 いちいち〝これは善、これは悪〟と分類して、こまかく分けて研究するのは科学的精神でありますが、〝科〟という字は「枝」という意味の字で、科学をこまかく枝を分けて分析的に分析して研究する、「科(えだ)の学」であります。日本人は〝善悪〟といわずに〝清明心〟といったところに、まことに一つにまとめる日本人の心があらわれているのであります。


<了>


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