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聖典引用 板
1759
:
さくら
:2012/12/06(木) 10:47:19 ID:e8ieIrPA
『信念にて自己内在の無限力を実現せよ』
世界光明思想全集 第三期
谷口雅春先生
谷口清超先生 共著
「第二十二篇
エマーソンの自己信頼論
(自分が自分の主人公である)
自己信頼の一面は世間の世俗に迎合しない孤高の尊厳を維持することである。
エマーソンは其くの如き人であった。
彼はかう云っている。
孤独は真の社会に先行しなければならない。私はいかなる説教よりも説教の始まる前の沈黙に包まれた教会が好きである。いかに深遠にいかに冷静に、如何に清楚に、人々は見え、各人は一つ一つの区域、一つ一つの聖所にとりまかれている事であらう。
つきる所に吾々は常に坐っていたい。吾々の友人、妻、父、子が吾々の炉辺に坐っている。同じ血を分けたものだと言ふ理由で何故吾々は彼らの欠点を気に病まねばならないであろうか。全ての人間は私の血を分けもってをるし、私は全ての人々の血をもっている。
それだからと言って私は彼らの短気や愚かさをことさらり立てて、それを恥しいものと思ったりはしないのである。
けれどもあなたの取る孤立は機械的の孤立であってはならない、それは霊的なものでなくてはならないのである。即ち高揚された孤立でなければならないのである。
時々全世界はあなたに非常につまらぬことを共謀してせがむ機にも思われる。友人、弁護依頼人、子供、病気、怖れ、欠乏、慈善等が全てただちに折角閉ざした部屋の戸をたたき『さあ、吾々のところにおいでなさい』と言う。されど諸君は諸君の魂をこんな誘惑で転落させてはならないのである。全てを落としてはならない。
汝の常態を保て。
汝自身の天国なる家にとどまりなさい。一瞬たりとも彼らの事件に巻き込まれ、騒々しいあらそひの威声に巻き込まれてはならないのである。
彼らの混乱の上に汝の法則の光をもって照らせ、と。
中々面白いではないか。
これを本編の序曲とする。」
(旧仮名遣いを現代仮名遣いに改めました。)
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