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聖典引用 板

1688うのはな:2012/11/28(水) 23:30:22 ID:shBPIho6
耳の病気はこんな心の影である  谷口雅春 先生

 次に耳の病気は、耳は聞く期間でありますから、“ききたくない”という心が起るとだんぜん耳が遠くなって来るの
であります。実際聾くらい便利なものはないのです。言いたい事は言いたい放題だし向うからいくら何を言っても聞えないから
都合がよい。人の言うことをききたくなくなると、聾という殻を造って其処へ逃避するのです。
だから、そういう気持になりますと、自然と耳が聞えなくなるのであります。

 京都の郊外のある町に野沢宗一という郵便局長さんが居られました。当時、三等郵便局と言ったものです。
その奥さんが、耳が聞えなくなった。聞えないといっても、電話の受話器みたいに、耳に口をくっつけて大声で言うと
辛うじてきこえるのでした。けれども一尺も離れたらもう全然きこえないのです。
姑が物を言ってもきこえないで、「治るまで実家へ帰っておれ」と言うことになって、実家へ帰って医者に半年もかかったが、
その難聴が治らないのです。

 それで先生に一遍指導して欲しいと仰言って、私が東京へ移転して間もなく京都で誌友会があるから一遍来てくれというので、
石川芳次郎さんのお宅で誌友会がある時に行きましたら、その時に野沢さんは夫婦でしめし合わせて、夫は郵便局から、妻は実家から来て、
私に面会せられたのであります。

 その奥さんの話によりますと、姑と仲が悪くて、あるとき姑さんに口ごたえをしたら、姑さんが頬っぺたをなぐった。
それを避けようとしたら姑の手のひらが、耳に当って鼓膜が破れた。それ以来、耳が聞えなくなったと言うのであります。
そうして姑さんが物を言っても知らん顔をしているので、姑さんの気に入らないのです。
「だって鼓膜の破れたのは、一方だけなんでしょう」「はい」
「ところが両方とも一緒にきこえんようになったというところに、其処に、その耳のきこえないのは単に殴られたという物理的原因だけではないものがあるのですよ」
とからか害を受けて、そうして相手をゆるさないで、相手を咎める気持でおったら、その害された状態は、“相手が悪い。私に害を加えた”という“証拠物件”として、
その被害状態を湮滅してはならないと潜在意識がはたらいて、その被害状態を治さないのですよ。あなたは“耳がきこえなくなった”という“証拠物件”を何時迄も保存しておきたいのですよ。
すると、その証拠物件たる難聴が治らないんですよ。治るためには姑をゆるしなさい。姑を許したらもう難聴という証拠物件が要らなくなるから難聴が治るのですよ」
こう言って姑さんをゆるす神想観を二人でしました。

 それから一週間程しましたら、その難聴が治ってよくきこえるようになったのであります。
さて、難聴が治りますと、「治ったのなら、お前嫁入り先へ帰って来い」ということになりまして夫の許へ
帰りましたが、帰りましたら又その姑さんのそばへ寄ると又時々聞えんようになる。
そうして外へ出るとよくきこえる。そういう過渡時代もありましたけれども、よくよく反省して心を改めて「何でも
姑の言うことをききましょう」という気になりましたら、よくきこえるようになったということを、その後、報告されて来たのであります。
その話の後日談でありますが、実は、野沢さんの奥さんは、姑さんと仲が悪い時分に妊娠していたのであります。
そうして「この家を出ようか出まいか」と思っていた時代なんです。その時分にいよいよ出産という時になると、産気づいて二昼夜たっても、
どうも子供が出ないのです。大変な難産でした。それで医者が来て鉗子でつかんで引っぱり出した。
それでやっと産まれたのであります。どうしてそういう難産になったかと言うと「この姑のいる家を出ようか出まいか、出ようか出まいか...]
母体が思い悩んでおるそれがちゃんと肉体に具象化して現われたのです。私は説明いたしました。

つづく


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