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聖典引用 板
1583
:
復興G
:2012/11/07(水) 19:26:36 ID:vWpLkCzM
<第8回 WEB誌友会用テキスト>
『生命の實相』 第2巻「實相篇下」より (15)
-----------------------
難病慢性病に薬が効(き)かぬ理由(p.36)
薬が最もよく効くのは、薬に対する人類の信念と、薬を与える医者の信念と、それをもらう患者の信念とがピッタリと合ってクライマックスに達したときであります。
ところが難治病者は、
(1)自分自身にこの薬をのんだら必ず効くという信念なく、
(2)医者自身この薬で彼を治しうるという自信なく、
(3)人類全体が「薬では治らぬ」と信じているのですから、薬の最も良く効く部分(信念)が去勢されてしまっていて何もない。
否むしろ「薬では治らぬ」という人類的信念の心的波動の影響を受けて、薬を用いれば用いるほど治らぬことになるのであります。
だから現代医学の難治症にかかった人は薬をやめた方が、人類的信念から「治らぬ」という精神波動の放送を受けることが少なく、薬を止めただけでもその病状が快方におもむくのが常であります。
それだのに現代医学の難治症にかかった人が、何かの薬をのんでいなければ不安に思い、経済上にいろいろの苦慮煩悶を重ねつつ、薬に親しんでいるのを見るとわたしは実に悲惨な思いがするのであります。
わたしはこういう人たちを救ってあげたい。なんとかして真理(ほんとうのこと)を知らしてあげたい。そんな病気は薬を止めればかえって病気がよくなるという真理を知らしてあげたい。
病人に薬がなくてもすむということがわかれば、病気のために長らく職業を休んで収入も少なく、経済的にも家計にも常に心配の絶えなかった病人の心にとっては、一つの重荷がなくなるのであります。
病人の心から一つの重荷がなくなれば、それだけでもその病気が軽くなる原因となります。すなわち薬を止めて病が軽くなる理由は次のように三重になるのであります。
(1)人類的信念から「治らぬ」という精神波動の放送を受けることが少なくなり、
(2)病人の心のうちから経済的重荷をなくするのであります。
(3)しかしそれにもましてなおなお大きな利益は、人間が自分の運命を「薬」という物質に頼らせず、ひたすら自分の「生命」(すなわち生きる力)にのみ頼って生きぬこうという決心ができることであります。
生長の家に「背水(はいすい)の陣を布(し)いて生きる」という生き方があります。
この背水の陣を布いて生きる生き方はすべての退路と依頼心とを捨てて、進むほかに道がないようにしていやでも応でもまっしぐらに生きてゆくという生き方であります。
この生き方になりきって薬にも注射にも依頼心を起こさず、ただ、自分が治るには「自分の生命力」に頼るほかはないと本当の決心ができて来ますと、いままで自分の内に隠れていて働かなかった無尽蔵の力が働き出して来て今まで不治だと思った病がたちまちケロリと治ってしまうようなことになるのであります。
不治というのも、実に薬に対して依頼心を起こしていたからこその不治であって、ぜんぜん他物に依頼心を起こさず、ひたすら自己自身の生命力にのみ頼るものは、自己の内に隠れている無限生命の源泉(神)に触れるので、「神はみずから助くるものを助く」という千古の金言を如実に味わわしてもらうことになるのであります。
<つづく>
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