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聖典引用 板

1498a hope:2012/10/27(土) 07:43:38 ID:8tjYhMb6

新版 生活読本 谷口雅春先生著

第五章 腹立つ思いを捨てましょう
♦人間は怒ると損です


人間は怒ってはならない。悲しんではならない。心配してはならない。暗い気持ちにしずんではならない。
怒りや、悲しみや、心配や、暗い気持は、自分を殺すものであります。自分の身体の中に毒素をつくります。

ある有名な法学博士は京都で講演会があると云うので出掛けましたが、
駅に誰も出迎えていないと云うので腹を立ててカッカになって怒りながらやっと講演会場にゆきましたが、
その講演会場で脳溢血と云う、あたまに血がのぼせて起こる病気で倒れて死んでしまいました。

永い間心配したために、気がついて見ると頭の毛が全部真白になった人もあります。
長い間の嫉妬心(やきもち)が原因でバセドー氏病と云う眼玉のとび出る病気になった人もあります。
グジグジ小さい小言(こごと)や不平を心の中で思っている人には水虫がよく出来ます。
長い間の悲しみをこらえていたために、腹膜炎や、腎臓結核になった人もあります。
このような腹立ちや、心配や、嫉妬心や、不平や、悲しみは人間の生命(いのち)を殺すことになります。

キーツと云う詩人はその作品があまり感傷的だといって激しい批評をせられた為に、心をなやまして死んだと云われています。
モーパッサンは、神を呪う小説を書いているうちに気が狂ったと云われています。
芥川龍之介は、怪畸(かいき)な神経質な小説を書いているうちに、あまりに神経をとんがらせて毒をのんで死んだのです。

心のなやみや、呪いや、神経質的なものはすべて人間を害するものです。
多くの歌よみは、歌と云うものは悲しいことを歌わないと値打ちがないように思って、
悲しいことを常に思うようにしていますので、始終身体が不健康でいるのです。
石川啄木が肺病で死んだのなども其の一例であります。

ショーペンハウエルと云う哲学者は、人生は生きる値打ちがないなどと、
悲しみの哲学を常に考えていましたので、一生涯胃病になやまされていたと云います。
夏目漱石はその小説『道草』にあらわれているような激しい家庭内の心の暗闘(あうらでのあらそう)で
血を吐くような思いをしていたので胃潰瘍をわずらって血を吐いて死んだのです。

死ぬほどでなくとも、心の激動(はげしくうごく)は食欲をなくし、消化をさまたげ、或は冷汗を出させ、
顔を青ざめさせ、溜息や喘ぎをおこさせ、夜眠れなくさせると云うことは、誰でも知っていることであります。
母親の悲しみや心配で、胎(おなか)子供が流産することがあり、またお乳が出なくなったり、お乳の中に乳児脚気を生じたりいたします。
心は常に楽しくしているように心掛けねばなりません。
(つづく)


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