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聖典引用 板

1483「訊け」管理人:2012/10/24(水) 15:20:09 ID:???

『希望実現の鍵』66頁より謹写――

(脚本家チェーズ氏は、その能力を嫉妬され周囲からのいじめに遭っている)

 彼をとりまくところの彼に好感をもっていない人々は恐らくチェーズがこの四面楚歌の中に憤激し、抵抗し、反抗するだろうと思っていたのに、彼が悶々としてそのまま、それに無抵抗であるのに驚かされました。彼自身は何等憤激することなしに普通に忍耐と機嫌のよさとを以てそれに対していることが、不思議に彼に悪くあたっている人達を沈黙せしめ、不思議がらせているのに驚く程でした。
 ここに他のあらゆる方法が失敗すべき時にも、今まで気にもとめなかった法則・神・無抵抗の真理が、斯くも素晴らしく働くものであるということが解って来たのでした。「悪に抗することなかれ」となぜイエスが山上の垂訓に於いて教えたのであろうか。此は最も科学的な相手に対する征服方法なのです。その結果は実に驚くべき結果があるのです。
 次に述べようとするのはその結果である。そのスタジオの有名なプロデューサーがスターのためにシナリオの続きを書くようにチェーズに申し込んできたのである。此のプロデューサーはあらゆる出来事に神経過敏で色々の批評をする男なのである。チェーズはこれはなかなか大変な仕事であると思ったが、「抵抗するなかれ」の真理を実践するために、それを素直にうけたのである。チェーズの心の中には古い格言が思い浮かんで来た。「汝の最善を尽くせ。しかし、その余は神に委ねよ」此は無抵抗を裏書きするものであったのである。彼は自分自身を忘れて、その映画製作に没頭した。しかしあせりはしなかったのである。すると今まで低迷していた暗雲から一条の光が差してきた。そのプロデューサーがチェーズに向かって言った。「君、君はなんて素晴らしい卵だ。こんな素晴らしい辛抱強い人を見たことはない。君と仕事することは全くうれしい」やがてチェーズの作品はこのスタジオの最も有名なディレクターにも認められた。このディレクターは勿体らしく頭をふって「これは小さな宝石だ。全くの傑作だよ!」と賛嘆したのだった。こうして素直にあたえられたものを無抵抗に受け取るとき自ずから道が開けてくるのである。


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