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聖典引用 板
1407
:
復興G
:2012/10/06(土) 22:24:14 ID:vWpLkCzM
<第7回 WEB誌友会用テキスト>
『生命の實相』 第1巻
《實相篇(上)光明の真理 第7章》 より(10)
(頭注版 p.215〜217)
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宗教家のうちには、「病気などを自分で治すことは考えていない。そんな現世利益(げんぜりやく)はどうだってよい、自分は霊魂(たましい)の救済を考えているのだ」という方があるかもしれませんが、それはやせ我慢か、でなければ無知かであります。
「真理の世界」に病気は無いのでありますから、真理を知る以上は病気の夢がことごとく破壊されて、無病なる本来の完全な生命状態が顕れることが当然なのであります。それができなければ真理を知ったということはできません。
ところが『生長の家』誌を繰り返し本当にわかるまで読んでいる方には、ぞくぞく病気が治ったり、大食癖が治ったり、喫煙癖が治ったりして「生命」本来の完全さを肉体の上に実現せられつつあるのであります。これはなぜかと申しますと、『生長の家』誌には「生命の実相(ほんとのすがた)」(真理、神、道)がいかにも解りやすく書いてありますから、むつかしい仏典、聖書を読むよりも、真理を知りやすく、真理を知るにしたがって、自己の生命の完全な実相がアリアリと肉体の上にも映し出されるからであります。
島薗内科における西田天香氏の実験
それはさておき、われわれが栄養物の調和をうる二つの方法のうち、外からわれわれの食膳に上るものは、摂理と本能とによってかくのごとくして調節されるということについては説明を終わりましたから、今度は内からわれわれの生命力がいかに自分の栄養を調節してくれるかということを述べておきたいとぞんじます。
数年前に京都帝国大学医学部内科の島薗(しまぞの)博士が、脚気の病原を研究するため一燈園の西田天香氏はじめ数名の一燈園同人を、モルモット代わりにして数十日間厳重にビタミンBをぜんぜん含まない食物をとらせて実験せられましたところ、その実験台になった西田氏はじめ数氏とも決して脚気にかからなかったという事実があるのであります。
この場合はことさらに実験でありますから自然に循環して来る外からの摂理を遮断して、食膳にのぼる食品の種類をわざと不健全なものに限り、本能的嗜好を利用して栄養の不足分が自然的に補われるということもでき難くしてあったのであります。このように外からは摂理も本能も利用することができないけれどもさすがは西田天香氏であり、一燈園の同人であります。心の平和が常人と違う。心に一点の恐怖もない。
わたしは雑誌『生長の家』第二集第二号に「心の平和の生かす力」という題で、心の平和がいかに絶大な治病力を発揮するものであるかを書きましたが、その真理がこの場合にも実証されたのであります。わざと病気になるように献立された食物、ぜんぜんある種の栄養素を除き去った物ばかりを数十日間食べさせられても病気一つ起こさない――この否定し難き事実は何を語るでありましょうか。それは心さえ平和であるならば、決していかなる食物もわれわれの健康を害することができないという一大証拠があげられたことになるのではありますまいか。
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