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聖典引用 板

1392復興G:2012/10/06(土) 22:13:52 ID:vWpLkCzM

<第7回 WEB誌友会用テキスト>
 『生命の實相』 第1巻
  《實相篇(上)光明の真理 第6章》 より(6)
       (頭注版 p.180〜182)
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 患者に信頼せられない藪(やぶ)医者の場合は患者の方でばかにしてかかっているから、有名な医師が使ってよくきく同じ薬でもきかない。そこで、この医者はだめだと見かぎる。そして別の有名な医学博士にかかるのであります。ところがやはりその医学博士も診断(みたて)は同じで、同じ薬をくれるのでありますが、ただちがうのは診察料と薬価とが高いことであります。値段が高くて有名な医学博士の薬であるから、きっとよく効くに相違ないと患者が信用してかかるから、その信用が病気に効くのです。信用とは心の問題です。

 どの病気にはどの薬を使うかぐらいは、医者なら誰でも知っているのですが、名医と庸医(やぶい)との相違は患者に信用せられる手段の上手下手によるのであります。外科医には手術の上手下手がありますが、施術したあとの傷痕を治すのは自然良能でありますから、そして自然良能は、その人の心の持ち方で変わりますから、「物質」が病気に効くのではなく、「心」が病気に効くのだということがわかるのであります。

    肉体には結果があるだけで原因はない

 ふつうの医者は脈搏だの、呼吸だの、血圧だの、舌だのというものをしらべて見て、肉体の状態はどんなふうになっているかを発見しようとするのであります。しかし肉体は「心の影」でありますから、いくらしらべても肉体には結果があるだけで原因はない、そして患者の肉体状態は患者の心に何があるかを示しているにすぎないのであります。

 病気に関する論文、医術の参考書、治療法の解説書、家庭医学の本などを素人が読むことは、暗闇の中で子供が幽霊の話をしてきかせられたのと同様の効果を与えられるのであります。何も見えない暗闇の中で子供に怪談をしてやると、子供はおびえて、想像の幽霊が今にもじっさい出て来るかと思って、キャッキャッと泣き叫ぶのでありますが、それと同じく「真理の光」の射しこんでいない人の心に病気の話をすれば、その話が種子になって想像で病気を栽培してだんだんその想像病を生長さし、ついには物質的にも明らかに認められる病気になってしまうのであります。人間の心は光が欠乏してくれば恐怖心を起こすのであります。
 反対に「真理の光」が心の中に射しこめば、白日のもとに想像の幽霊が消えてしまうように、想像の恐怖心も消えてしまいます。

 ところで、あらゆる病気は「念(こころ)の影」すなわち「想像病」であって、迷いから起こった恐怖心で自分がかってにつくっているのでありますから、この点、病気になる大人は幽霊を恐怖する子供と、なんらその無知な点において異ならないのであります。太陽が出れば子供の恐怖心も消え、したがって幽霊も消えてしまうと同じように、「真理」という太陽が心のうちに輝き出せば、病気はおのずから消える。「真理」という太陽をかかげて皆さんの心を照らす――これがこの書の役目であります。

 われわれは赤ン坊をいっぺんに大人にしてしまうわけにはゆかないのであります。それと同じように皆さんの心のうちを、いっぺんに太陽のような「真理」の光でくまなく照りかがやかしてしまうということはできないのであります。そこで本書または月刊の『生長の家』を毎号繰り返し繰り返し暇さえあれば読んでくださるようにしていただけば、しだいに皆さんの心の中に「真理」という偉大な太陽の光線が強く照り輝くようになる。すると、病気はむろん、どんな人生苦でも自然に消滅するようになるのであります。

 それから神想観の修行も一日一回はぜひ怠らぬようにしてくださると、いっそうすみやかに心の奥底に真理をかがやかすことになるので、効果も早いのであります。この坐法や観念法は『生命の實相』全集第四巻観行篇(頭注版では第8巻)に詳記してありますからご覧のうえ実修してくださるようにお願いいたします。


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