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聖典引用 板

1388復興G:2012/10/06(土) 22:09:11 ID:vWpLkCzM

<第7回 WEB誌友会用テキスト>
 『生命の實相』 第1巻
  《實相篇(上)光明の真理 第6章》 より(2)
       (頭注版 p.169〜172)
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 存在の実相(ほんとのすがた)においては万物は一体でありますから、互いに調和ある関係(すなわち愛)によって繋がっているべきであって、憎みも怒りも嫉妬も本来あるべきではないのであります。ところが、現象としてこれらの悪感情が存在するのは、「万物は調和ある一体である」という存在の実相に触れないからであります。すなわちこれらの悪感情は実相を知らないこと、すなわち迷いに出発しているのであります。これらの悪感情がいずれも肉体という心の鏡に映る場合は、血液の科学的成分に影響するということは、『生命の實相』第四巻生活篇「生長の家の生き方」の第十項「わが心の王国を支配せよ」という条項で述べたとおりでありまして、これをいいかえれば、心の迷いが、肉体に映って血液の成分に変化を起こしたということになるのであります。

 万物調和――万物一体――この真理から生ずる感じが愛でありますから、その反対たる万物孤立――万物争闘――という「迷い」から生ずる悪感情(したがって生ずる生理的反映たる病気)を征服するには、やさしい言葉や行いでかたわらにいる人が「愛」をありありと実際に示してくれるにかぎるのであります。あるいは患者自身が何かに対して本当の愛を注ぐ、仕事に対してでもよい、本当に仕事を愛して、それに熱中する。そうすると、今まで血液の中に毒素をこしらえていた悪感情が消えてしまい、したがって血液の中の毒素が消滅して、けっきょく、その病気が治ってしまうことがしばしばあるのであります。

   人をゆるせば病気が癒る

 自動車王ヘンリー・フォードが常に数十冊を手もとにたくわえていて、悩んでいる友人に会うごとにその一冊を与えることにしていたという書に『無限と調和する生活』と題するニュー・ソートの本(原題“In Tune with the Infinite”、邦訳『幸福はあなたの心で』<新選谷口雅春選集9>)があります。その第四十四頁に次のような実話がのっています。

 「医者をしているわたしの友人が、激烈なリューマチスにかかって苦しんでいる婦人を見舞ってやったときの話です。友は、この婦人とその妹との間にはけわしい精神的葛藤があることを知っていましたので、この婦人の病苦の訴えを親切に聞いてやった後、まともにこの婦人の顔を注視して、だんぜんとしかし深い思いやりのある語調で『妹さんをゆるしておやりなさい』といいました。婦人はびっくりした顔つきで彼の顔をしばらくまじまじ注視していましたが、『わたくし、どうしても妹をゆるすことはできません』と答えたものです。そこでこの友は『そうですか、それでは止むをえませんね。この関節の硬直と、あなたのお心の硬くてゆるし難いこととは親類筋なんですからね』というほかはなかった。

 それから数日たった。友は再びその婦人を見舞にいったのです。と、軽いかの女の足どりが応接室へ近づいて来ました。かの女の顔は健康そうに明るく輝いていました。『どうして治りました?』とたずねると、『わたくしあなたのび助言に従いましたの。わたくし妹をゆるしましたわ。二人はもうとても仲善しになりました。するとどうしたわけでございましょう。二人が仲直りをしたその日から、あの重症のリューマチスが快(よ)くなって、今では、もうあとかたもありません』と答えたのでありました。」

 皆さんはこの実話を聞いて非常に興味深く感じられるでありましょう。また常に病気に悩む人たちにとっては必ず心当たりがあると思います。心がゆるしがたくなって愛に背くとき、その人はわれとわが心で堰(せき)をして、大生命からの生かす力を受けることができなくなるのであります。だから、わたしはこのページを読まれたのを機会に、読者諸君にむかって、あなたのすべての隣人をゆるすことを提議したいのであります。


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