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聖典引用 板

1379a hope:2012/10/05(金) 08:44:07 ID:r8H4x9xE

新版 生活読本 谷口雅春先生著

第三章 恐怖の心を捨てましょう
♦何が一番恐ろしいか(p40)


「あらゆる恐ろしいもののうちで一番おそろしいものは何か」
とある集りで、その会議の議長さんがきいたことがあります。

或る人は「病気だ」と云いました。
「何故なら病気になれば死ぬからだ」と云いました。

もう一人は「一番恐ろしいのは貧乏だ」と云いました。
「貧乏になったら御飯が食べられない、勉強も出来ない」と云いました。

三番目の人は「僕の最もおそろしいものは敗戦(まけいくさ)だ」と云いました。
敗戦のために日本は貧乏になり、病気になっても薬もかえない」と云いました。

議長は、「みんなの云うことは一々尤(もっと)もだ」と云いました。
「しかし病気に何故なるか」と云いました。

「それは食べ物がわるいからだ」と云う人がありました。

「それは寒い空気に当たるからだ」と云う人がありました。

議長は「同じ家で、同じような粗末な食べ物を食べていても、或る人は病気にならないのは何故か」と云いました。
誰も答えませんでした。

そこで議長は「それでは、同じように寒い風にあたっても、風邪を引く人と引かぬ人があるのはどういう訳だ」とききました。
暫く誰も答えませんでした。

やっと考えついたと見えて一人の男が答えました。
「同じ食べ物を食べても当たらぬ人は、その人の身体が達者だからです。」

するともう一人が云いました。
「同じように寒い風に当たっても風邪をひかぬ人は身体が達者だからです。」

そこで、皆の物は口をそろえて「そうだ、そうだ」と云いました。
(つづく)


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