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聖典引用 板
1326
:
a hope
:2012/09/25(火) 06:11:04 ID:r8H4x9xE
新版 生活読本 谷口雅春先生著
第二章 人間の「考え」は血の流れを変えます
♦「考え」の目方をはかる法①
エール大学のW・G・アンダーソン教授は人間の「考え」(心の力)目方をはかるのに成功したと云うことが、
マーデンの本の中に書いてあります。
先ず大きな天秤のハカリに人間を仰向けにのせます。
その天秤は一枚の板のようなもので、その中程(人間の腰のあたりが乗る辺)に中心があって少しでも重い方に、
丁度シーソーゲームのように一方に傾くようになっているのです。
その板の上に先ず人間が乗りまして、その板がとちらへも傾かないように水平になるように調節(ちょうしをととのえる)します。
さてその板の上に乗っている人間に算術の難しい問題を考えさせるのです。
すると、その人間の乗っている板は、頭の載っている方が重くなって下へ傾くのです。
これは頭が物を考えるから「考え」の重みによって頭が普通より重くなったのです。
皆さんはこれを「考え」の目方だと思いますか。
いつも、いらぬ取越苦労を考えて、頭が重い重いと云っている人がありますが、
それはつまらぬことを考えすぎるが為に「考え]の目方で頭がおさえつけられているのです。
吾々はつまらぬ「考え」を思わぬようにすることが頭を軽くするのに大切です。
ところで、もっと頭のよい人は、それは「考え」の目方ではない。
その「考え」が頭へ血をのぼらせ其の血の目方だと思うでしょう。
こう考えることの出来る人は、普通以上にとびぬけた頭の好い方です。
本当は「考え」に目方はありません。
その証拠に諸君が体格検査のときに自分の目方をはかる台秤(だいばかり)の上に乗って、
笑おうが、心配しようが、むつかしい算術の問題を考えようが、同じ目方でありましょう。
ところで、此処に問題となるのは難しい問題を考えると、頭の方へ血がのぼせてくることです。
心配や取越苦労をすると頭に血がのぼせ過ぎて、そこで頭が重くなるのです。
だからものを考えるのに下っ腹に力を入れて物を考えますと、肝玉が落着いてあまり頭の方へ血がのぼせずに、
いつまでも物を考えてもつかれずに落着いて物を考えることができます。
(②につづく)
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