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聖典引用 板

1250復興G:2012/09/07(金) 14:51:54 ID:xKxowNU.
<つづき>
<第6回 WEB誌友会用テキスト>

 『生命の實相』 第1巻

  《實相篇(上)光明の真理 第4章》 より(6)

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 ところがその当時念の向き方が不運の方へ吸いつくようになっていた人は、ここなら広場で大丈夫助かるだろうと思って本所の被服廠跡などに避難していると、あにはからんや、おりから吹き起こった旋風のために火炎が渦巻き襲いかかってきて悲惨な焼死をとげたのであります。
 これは一方から考えますと、本所の被服廠跡のようなところへ避難していたら、かえって火炎が襲ってきて逃げ路を失うということをその肉体の意識が予知しなかったからで、それは霊的直覚力がたりなかったためだといえるのでありまして、もっと平生から霊的修行をしていたならば、ピー・ハワード夫人が汽車の遭難の危禍からのがれたように、この危難からのがれられたかもしれないのであります。
 けれども霊的修行を積み霊的直覚力が養成されていましても、念の向き方がやはり不幸に吸いつけられるようになっている人は、霊的直覚力がいくらあっても、不幸が近づいてくると、アレヨアレヨといっているうちに不可抗的に小舟が魔の淵の渦に吸い寄せられ、吸いこまれて沈んでしまうように、その不幸な事変がハッキリ眼の前に見えていながら、その不幸の渦巻きの方へグングン吸い寄せられ、不幸の渦巻きに身をさらわれてしまうのであります。

 神信心をする人のうちには、霊的直覚の発達した人が時々あって、なんでも予知することができる。株式や米の相場でも実験的に神示をあおいで予知してみるとずいぶん当たる。そこで、これなら大丈夫だろうと思って、いよいよ本気になって資金を調え相場でも実際にやってみると、実際にやる時だけはいっこう予知力が的中しないで「買い」と出れば下がる、「売り」と出れば上がる、めちゃめちゃに損をするというような実例がたくさんあるのであります。
 これなども、その人は霊的直覚力は発達していながら「自分」の念の状態が「損失」というものに引きつけられ親和するようになっているから「損失」の渦巻がその人に近づいてくると、グングン容赦もなくその損失の方へ引きつけられていって、平常の霊的直覚力が役にたたなくなるのであります。

 心霊学者たるW・T・ステッド氏の著書『幽霊実話(リアル・ゴースト・ストーリー)』中には次のような話がのっているのであります。

 「この話の主人公は或る製造工場に勤めている鍛冶職である。この製造工場は動力を水車から得ているのであったが、彼はその水車が破損しながら運転しているのに気がついていた。ところが或る晩、彼は夢を見たのである――

 その夢の中の時間は翌日の仕事が終ったときになっていた。工場の支配人がその水車を修繕するように彼に頼んだ。彼は修繕中脚をすべらして二個の水車の間に巻きこまれて怪我をし、その後外科医の施術を受けて脚を切断することになった。
 彼はその朝目を覚ますと、この夢を自分の妻に話した。そしてその晩、もし水車を修繕するように頼まれたなら逃げ出そうと決心していた。
 その日工場へ行くと支配人が彼を呼んで、今晩職工たちが仕事を終って帰った後で水車を修繕してくださいと命じた。彼はいよいよ夢の事件が来たなと思った。で彼はその時間までに工場を逃げ出そうと決心した。
 そして彼は本当にその付近の森の中へ逃げ出していった。彼は今やその森の窪地へはいりこんで身を隠そうとしていた。その時、彼の眼についたものがある。それは一人の若者がその工場所有の材木を盗み出しているのだ。で彼はその若者から材木を取り返さねばならぬと思って若者を追いかけた。彼は興奮していて、さきの決心を忘れて工場へ帰って来た。ちょうど職工の退出時間、水車を修繕すべき時間になっていた。
 支配人が彼の眼の前に立っていた。彼は支配人の命令に従わねばならなかった。彼は鍛冶の工長であったので水車の上へあがらねばならなかった。注意に注意をかさねようと彼は決心した。
 しかし、彼が注意に注意をかさねたにもかかわらず、彼は脚をすべらして墜落し、二個の水車の間へ脚を挟まれた。それは夢に見たとおりの光景であった。脚はひどくグジャグジャに挫折していた。彼はブラッドフォード病院へ担ぎこまれて、そこで膝の上から施術して切断した。それで彼の予言的夢は完全に実現したのだった。」
<つづく>


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