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聖典引用 板

1245復興G:2012/09/07(金) 14:38:43 ID:xKxowNU.

<第6回 WEB誌友会用テキスト>

 『生命の實相』 第1巻

  《實相篇(上)光明の真理 第4章》 より(1)

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   第四章 心の世界における運命の形成

 運命のケミカライゼーションという話がでましたので、ここにちょっとわれわれの運命は「心の世界」でいかにして形成され、現実界へいかにして出現するかの問題をのべておきたいと思います。

 昭和五年十一月十四日午後零時半のことでした。私は用事があって私の先輩、今井楳軒氏を神戸に訪ねたのでした。その日の午前九時浜口首相は東京駅において愛国社の某青年のためピストルにて狙撃され腹部に重傷を負うたというので、往来はその号外でにぎわっていました。わたしは今井楳軒氏にお目にかかると、すぐ「浜口首相は大変な目に会いましたね」といったものです。今井氏は「実に人間の運命は不思議で、感慨ぶかいものがある。それで今ある人に手紙を書こうと思っていたのだ」といってわたしに話しだされたところによりますと、田中前首相がとつぜん急死された時、今井楳軒氏はある霊媒を使って、ある霊界の霊人よりその後の政界の推移について聞かれたそうで、そのさいの霊告によれば、浜口首相の運命だって平和ではない、不慮の危害を加えられる恐れがある。その時期は昭和五年の秋の終りか冬の初めということだったそうであります。

 こういう予言はみだりに他人に口外すべき性質のものではないので今井氏は他の人には少しも口外せられませんでしたが、王子製紙株式会社の取締役堀越寿助氏にだけはこの予言をあらかじめ話しておかれたので、堀越氏も今ごろその事を思い出して感慨深いものがあろうとのことでした。堀越寿助氏は『生長の家』の誌友であられましたが、浜口首相の令甥水口出世氏が王子製紙淀川工場長をしていられた関係上、水口氏と親しい間柄でありますので今井楳軒氏は堀越寿助氏にだけ、その当時すでにこの予言を発表しておかれたのでありまして、この事実によって田中前首相逝去の当時すでに霊界では浜口首相が何者かに狙撃されるということが明らかになつていたという生きた証人があるわけであります。

 予言の的中した実例は、他にいくらもあるのであります。ここにも欧州大戦の予言的霊告の実例を挙げることにいたします。この時使われた霊媒はレイヌというフランスの一少女、立ち会い人たる審霊者はコルニリエというフランスの画家、霊告者はヴェッテリニという霊人であります。それは一九一三年二月十四日の降霊会にあらわれた霊示であって欧州大戦は一九一四年に始まったのでありますから約一年半前の霊示であります。次に掲ぐるはその当時のコルニリエ氏の手記であります。

 「一九一三年二月十四日。午後三時。われわれはテーブルにあい対してすわった。長時間霊媒の休養の後なのでテーブルは激しく、猛烈な運動を始めた。レイヌは大喜びだ。彼女は今までこんな激しいテーブルの運動を見たことはなかったのである。午後四時、われわれは小さな暗室にはいった。採光はほとんど理想的というほどの暗さである。赤いランプをともしておく。自分は正式に順序をふんだレイヌを遊魂状態に導く。ばんじ都合よくゆくらしい。レイヌはすぐに深い遊魂状態にはいる。例のように体温が冷たくなってくる。自分は彼女の椅子の周囲をまわりながら霊的流動対を送り彼女の霊が完全に肉体から遊離するように命令を繰り返す。

 突然、彼女は身体をのけぞらして驚いたように両腕をひろげた。何か恐怖すべき光景を見たかのような所作である。赤いランプと、かすかにさしこむ昼間の光で自分は彼女の身ぶりと表情とを読むことができた。彼女は恐怖にみちた金切り声で叫びだした。
<つづく>


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