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聖典引用 板

1228a hope:2012/09/04(火) 07:16:09 ID:r8H4x9xE

人生読本 谷口雅春先生著

明るい心は健康の基(もとい)


愉快な明るい毒にならない言葉と申しましたが、愉快な明るい心と言葉とは
毒にならないでかえって薬となりますが、陰気な、暗い、ふさぎ込んだ心と言葉とは毒になります。
それは人の運命を悪くする毒になるばかりでなく、人の健康を悪くする毒になります。

黒住教の宗教(おしえ)を開いた黒住宗忠(むねただ)という人は、
一週間ほどの間に両親が相継いで死んだものですから、
悲しみの末、胸がふさがり、陰気な暗い暗い心になったものですから、
肺病にかかりましたが、人間は肉体は死んでも魂は生き通しであることを悟って、
心がクラリと一転しまして、毎日にこにこ笑うようになられましてから病気が治ってしまったのです。

そんな話は、生長の家の誌友の中にはザラにあります。
日本ばかりではない。
マーデン博士の本の中にも、米国アラバマ州の一人の肺結核患者の農夫が、
或る日、野良(の)へ出て鍬(くわ)を持って田を耕しているときに多量の喀血をしたが、
助かったという話が書いてあります。

慌てて招(よ)ばれてきた医者は、余り多量の喀血なので、
その農夫に「あなたはもう助からぬ」と申しました。
その農夫は「まだ死ぬのは早い」とだけ申しました。
しかし起きあがる力もなく唯じっとしておりました。
家族が出て自宅へ舁(かつ)ぎ込みます。
そのうちにやっと物にもたれて坐ることができるようになりました。

その農夫はこの時はじめて気がつきました。
「もう自分は世の中の全ての物にお別れをする時が近づいたのだ。
色々の物のお世話になって私は今まで生きて来た。
しかし自分はそれらの物に一度も礼を言ったことがない。
いつも自分はすべての物にシカメ面ばかりを見せて来た。
これから何分間生きるか知らないが、その間じゅう私は、
すべてのものに感謝して微笑み掛けよう。」

こう決心して、天井にも、机にも、敷物にも、本にも、
そのあたりに見えている全てのものに常に間断なく心で
「君たちありがとう、君たちありがとう」
と感謝して微笑みかけることにしました。

間もなく、病人は見違えるように元気になり、喀血のために減っていた血も暫くのうちに殖えてきて、
前よりも一層健康な愉快な男になってきた―――とマーデン博士は書いております。
(つづく)


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