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聖典引用 板
1140
:
うのはな
:2012/08/19(日) 18:06:53 ID:f2bwKGw2
芸者里駒さんの音痴が治った実例
神戸の生長の家の教化部が花隈という芸者町にあった時代があるんです。
その門前町にあった時代があるんです。その門前に掲示板がかけてありまして、生長の家の
『智慧の言葉』を毎日新しいのを書いて掲示してあったのであります。その時分に里駒さんという
芸者が常磐津を専門の先生について習いに行っておったんですけれども、どうも先天的音痴のようで
どうしてもうまく常磐津の節まわしがうたえないんです。それで先生にいつも叱られる。
彼女は、今日も常磐津の先生のところへけいこに行くんだが、また今日も叱られるかと思いながら花隈の町を
歩いていると、生長の家の教化部の前へ来た。教化部の前に掲示板がかかっておって、それに、
“しようと思うよりできると思え”と書いてあるんです。里駒さんは、何のことだろうと思ってしばらく立ち止まって
それを読んで考えておった。
「私は常磐津を上手に“しよう”と思っているけれどもうまくできない。“しよう”と思うけれども“できない”と私は思いつづけて
いたのだ。それはまちがっておった。常磐津を上手に“歌おう”と思うよりも私は常磐津を上手に“歌うことが出来るんだ”と、こういうように
思えばいいのである」と気がついたのです。
それから彼女は、師匠のところへ歩いて行くその間中、“私は常磐津が上手にできる、上手にできる、上手にうたえる”と、こう思いながら行ったのです。
それから彼女は、その日は師匠の前で教えられるままに常磐津をうたったら、すばらしく上手にうたえた。それで師匠が大変ほめてくれた。
「あんた音痴かと思っていたら何も音痴ではなかったじゃない、今日はすばらしくよくできたよ」と言ってほめられたというのです。
『生命の根元を培う新しき教育』 谷口雅春 先生著 P93 新教育者連盟 編
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