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聖典引用 板

1117復興G:2012/08/10(金) 18:39:27 ID:xKxowNU.

<つづき>

<第5回 WEB誌友会用テキスト 14>

 『生命の實相』 第1巻

 《實相篇(上) 光明の真理》 

 「第三章 あらゆる人生苦の解決と実例」より(14)

  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

       運命のケミカライゼーション

 これは病気のケミカライゼーションでありますが、「真理の書」を読み、「神想観」を実修しているとわれわれの運命にもケミカライゼーションが起こってくることがあります。たとえば今まで前途にみとめていた光明が急に消えてしまって暗黒になる。コロンブスがアメリカ大陸発見の時に、すでにアメリカ大陸に近づいてきたころになると、かえって船員たちが不安に思い出して、コロンブスを監禁するか海へ投げこんで、後へ船を引き返さなければ向こうに陸地なんかはない、といって希望を失い始めたのと同じことであります。このときにコロンブスも一緒になって前途に希望を失ってしまったら、現在のアメリカ大陸は世界の地図の上にないのであります。灯火の消える前は一時かえって明るいのと同じように、運命の明け方のくる前には真っ暗な真夜中がくる。けれどもこの真っ暗な真夜中はいっそう明け方の近づいた証拠なのでありますから、コロンブスのように前途を信じて確信をもって突進すればよいのであります。運命のケミカライゼーション(転機)の時には、今までよい具合にいっていた勤め先がどうも思わしくなくなったり、同僚と衝突したり、会社が潰れたり、解雇になったりすることがあるけれども、そのために見出した新職業や生活の新転換で、揚々と追い風に帆をあげて成功することもあります。それで運命にもケミカライゼーションということがあるがために、われわれにとっては人生が非常におもしろくなるのであります。運命にケミカライゼーションが起こらねば、医者はいつまでも医者、看護婦はいつまでも看護婦、会社員はいつまでも会社員、労働者はいつまでも労働者であって、転換期というものに会うことができないのであります。ただ、この転換期の暗黒期に「失望」という奴によって確信を失つてしまうと、せっかく明るくなりかかっていた運命が、自分の心の力でまた本当に暗くなって来るかもしれないのであります。生長の家の『智慧の言葉』に「悪くなるほど、善きことが近づいて来たと思え」という意味のことが書かれていますが、これは病気を治そうとする人にとっても、運命を開拓せんと欲する人にとっても、いつまでも座右に備うべき箴言(しんげん)であります。

 では、話を三好さんにもどしてこの一節をひとまずまとめることにしましょう。三好さんからは電報では私のところへ採用の通知が来なかったけれども、じっさいは望みどおりに目的先に就職がかなったのであります。というのはその二十日ばかり後、絵葉書におかげさまで長い間希望していた職業をえたという簡単ではあるけれども喜ばしげな報知をえたのであります。これなどは実に『生長の家』の反復熟読と「神想観」の実修とによって運命を開拓した一つの実例であります。
<第3章 完>


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