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聖典引用 板

1113復興G:2012/08/10(金) 18:36:23 ID:xKxowNU.

<つづき>

<第5回 WEB誌友会用テキスト 10>

 『生命の實相』 第1巻

 《實相篇(上) 光明の真理》 

 「第三章 あらゆる人生苦の解決と実例」より(10)

  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

       重症胃腸炎癒ゆ

 神癒の骨髄となるのは「真の人間」たる完全なる「神人」を自分において観るとき自己治療が行なわれ、相手においてみるとき他人治療が行なわれるのであります。

 生長の家発祥当時、朝鮮の支部のお世話をしてくださった池田房治さんは、そのころ支部はこしらえてくださるし、集まった誌友の名前は知らしてくださったけれども、なんら支部としての活動を開始してくださっているような様子がなかった。それで支部をこしらえてくださった以上、支部としての実力を備えておいてもらわねばならぬと思いましたが、遠方であって来ていただくのも大変でありますので、朝鮮にいられるままで「神想観」を五日間実修してもらうことにし、こちらから祈りと思念を送って、それを助けることにしたいといってあげたのです。すると池田さんからの返事に「実は生後十一ヵ月になる自分の子供が重症胃腸炎で、四十日間も赤十字病院に入院しているけれども少しも快方におもむかないし、自分としても手をつかねて見ているよりほかに手をくだす力もなく困っているさいであるから、仰せにしたがって『神想観』を実修し自分の霊力がどれほど出るか試してみたいと思う」との返事であります。それでさっそく、実修の時間を定めて「神想観」の実修をしていただいたのであります。すると数日後「五日間の実修を指導せられたことを謝す。昨日子供は病院を退院させました」というハガキが来たのであります。それでは、池田君は子供を病院から引きとってこれから自分の「神想観」の癒す力を試す考えであろうと察していたのであります。ところが、それから一ヵ月ばかりも便りが池田君からは来ないのであります。では、やはりまだ子供が悪いので知らせるのも気の毒と思って、なんとも便りがないのであろうなどとも思いましたが、そんなはずはないがなあ、という気もするのであります。すると一ヵ月後、その池田さんがとつぜん朝鮮から「生長の家」出版部へたずねて来られた。で、「坊ちゃんのご病気はどうです?」とたずねると、「あれから急によくなりまして、いまでは元気です」と答えられる。「それでは手を按(あん)じて、祈ってあげられましたか?」ときくと「実はまだそれをやってみないのです。やってはみないけれども、わたしが神想観の実修を始めると同時にメキメキ快くなって、もうわたしが手を按じて祈る必要がなくなったのです。神想観をやると実に自信がでますね。実はこんど郷里の母が病気で悪いというので、なんだか自信ができたようで治してみたいと思って帰って来たんです。ところがわたしが帰郷すると急に母がまた元気になって食欲が進んできて、またこれも手を按じて祈る必要がなくなっているのです」などと答えられたのであります。

 イエスが手を按じて祈ったということは聖書のところどころに出ていますが、神想観にて実相を観じて病気を治すには、手を按ずるということは必須のことではないのであります。手を触れず按ぜずに病人の前で「神想観」をやっているだけでは、病人自身にとってはなんだか頼りない気がするだろうと思って、手を按じて思念してさしあげてもよい場台かありますが、このごろのように「手のひら療治」や触手的治療法がはやるときには、手を按じない方が混同されなくてよいのであります。手のひらという物質で治るのなら物質治療であって超物質治療(メタフィジカル・ヒーリング)ではないのであります。ただ神想観によっておのずから自分または病人の生命の実相たる「神人」が輝き出すことによって病気が消滅するのであってこそ、メタフィジカル・ヒーリングであります。ことに池田さんの場合のように子供がまだ乳のみ児のような場合には、その子供はまだ独立した人格ではなく親の人格の一部分たるにすぎないのですから、親が自身で神想観をするか親の心をこっちから神想観で治せば、子供の方は放っておいてもよくなるのであります。

 相手にある「神人」を、こちらからハッキリと観ずれば、相手の病気が治るばかりでなく相手の人格などもすっかり変わってくるのであります。「神想観」を病気治療法だと思っていられるとまちがいであります。病気が治るのは、ただそのごくごく随伴的の功徳にすぎないで、神想観の功徳は実に宏大無辺、性格でも運命でも境遇でも、この「神想観」によって改善されてくるのであります。
<つづく>


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