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聖典引用 板

1060金木犀:2012/08/03(金) 14:25:52 ID:auusu5IE
日本再建の道を拓くもの(14)  谷口雅春先生  『生長の家』誌昭和57年8月号

殺生を無くする農業

しかし人口制限を行わなくては、一定の領土内で生活し得る食糧が量的に不足して、避妊数と人工流産数とを加えただけの人間が健全に育っていたならば、愈々益々食糧が不足して多くの国民が餓死するようになるだろうと云う人がある。しかしこれは杞憂に過ぎないのである。

私は終戦直後、日本の人口は横に他国を侵略しないでも、空中に摩天閣をつくって伸びて行くならば、現在の人口がその十倍になっても二十倍になっても面積に困ることがないことを述べた。先づ大体平均十階以上のビルディングを建てさせる。そして互いに建物同士が光を邪魔して他の建物のルーフを陰らすことのないよう各建物のルーフが平等に日光を受けるように高さを平均する。そしてこの日光の豊かな階上のルーフを食糧にある植物の水栽培の田地とするのである。

かくてこの屋上で栽培される食物を収穫し、そのビルディングに住む人の食糧は大体、その建物のルーフで収穫し得る食物で足りるようにするのである。人類は殺人のためにいろいろ新兵器を作っているが、その懸命の努力を、このルーフの水栽培の方法に注ぐとき、近い将来に人類の食糧は各々の住宅の階上で得られる収穫で足りることになり、その収穫物を味覚に適するように脱臭、調味などすればよいことになる筈である。

或はその栽培される品種によっては人間の味覚に適するものがあるかも知れない。田宮博士の栽培しているクロレラと云う水栽培の緑藻はピレノイドサと云う品種で、ソバに似た味で味覚も大して悪くないと云う。クロレラと云う直径1,5乃至8ミクロンの球形又は楕円形の単細胞の藻を栽培する実験は、五年前カーネギー植物研究所のスポーア博士が提唱して以来、米国では大仕掛に行われている。この提唱は私が『白鳩』誌に、高層建築のルーフに水栽培せよと提唱した時と略々(ほぼ)同時であるが、これは世界はひとつの生命の波によってつながっているから同時に同様の構想に到着するのである。


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