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聖典引用 板

1028金木犀:2012/07/27(金) 13:05:02 ID:auusu5IE
日本再建の道を拓くもの(4)  谷口雅春先生  『生長の家』誌昭和57年8月号

「家」の制度を復活せよ

占領中にアメリカが与えたところの施策の中には表面は日本人に民主主義という好餌を与え、恩恵を与えているかのように見せて懐柔しながら、その内容は被占 領国を弱体化して米国の永久支配の下にあらしめようと意図したものが続々含まれていたことを知らなければならない。一方政治犯を釈放して共産党の自由活動 を便にしながら、野坂参三を愛国者と称して中国からアメリカの飛行機に乗せて日本に上陸せしめ日比谷公園にいわゆる愛国者の講演を行わしめ、ラジオは勿 論、大新聞を動員して一ページ大にわたる記事を書かしめ、週刊何々、サンデー何々を動員して『野坂参三特集号』を発行させるなど、共産党こそ真の愛国者で あり、真の民主主義者であり、少なくとも真の人道主義者であるという印象を、日本国民の大多数に与えたのである。それが現在、日本の治安維持に一大障害を 与えていることは否むことはできないのである。頭脳の単純な学生層には特にこの印象は深くきざまれていて最近の学生の集団的反治安的行為の如きは、アメリ カの失政のもたらした好ましからざる成果だということができるのである。

占領下にある被占領国に一面恩恵を与えていると見せかけながら、被占領国を骨抜きにして永久に属領の如き状態にならしむるためにとられたるもう一つの占領 政策は、日本国家の強力なる骨組みであった所の、天皇を中心とする日本国家の大家族的信念の破壊である。天皇は神格から引き降ろされ人民と平等の格にまで 引き落とされたのは人間平等の民主主義的立場からは合理としても、家督相続を廃止して家は一代限りとしたのは、日本国民を家系的歴史なき浮浪児として、歴 史的連綿継続のうちの「今」に立つ一員として「家」を護る―――さらに進んでは「国家」を護ろうとする―――愛国精神を失わしめることになったのである。 今、アメリカがそのご都合政策で日本を東洋の防壁に仕立てるために日本に国防軍を組織せしめようと願いながらも、最も困っているのは国防軍が何を目標とし て「国」を護るか、その目標がなく、歴史なく、神格ある天皇なく、浮浪児国民という観念にまで教育されてきたところの日本国民の大多数にとっては、生命を 賭してまで護るべき「国」はない感じがするのであって、その国の支配者がコスイギンであろうが、ジョンソンであろうが、毛沢東であろうがそんなことはどう でもよい。「国」はただ人間の住む場所であって、「国」なる理念は破壊されているのであるから、なるべく兵隊になどとってくれず、高い租税などを請求せ ず、平和に安楽にくらさしてくれる統治者であればよいというような気骨の抜けた状態になっているのであって、いつ国防軍に編成替えされるかもしれない自衛 隊に日本の若い人達があまり興味を持たないということは、この辺の消息を物語るものだということができるのである。(つづく)


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