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聖典引用 板

1014a hope:2012/07/25(水) 07:17:12 ID:kJvHf4/g

人生読本 谷口雅春先生著

第十五章 困難の生かし方

苦労は人間を鍛える


困難ということ、「難かしい」ということは、決して不幸なことではありません。
困難が出てくるほど、私達は鍛えられるのです。

正宗の名刀があんなに良い刀であるのは、幾度も、火や水の中をくぐり、
幾度(いくたび)も鉄鎚(てつつい)で擲(なぐ)られ、幾度も打ちのめされてきたからです。

「若い時の苦労は買ってでもせよ」「かわいい子には旅をさせよ」などという諺がありますが、
若くなくてさえさえ苦労は買ってでもする程でないと偉くなれないものです。

若いくせに、自分は貧乏に生まれたから出世ができないとか、
自分は借金があるから偉くなれないとか考えて縮(ちぢ)かんでしまう人がありますが、
英国の小説家サー・ウォルター・スコットは五十五歳の時、六十万ドルの借金を押しつけられたのです。

スコットは、この借金を一銭も残らなくなるまで支払っていまおうと決心しました。
彼は文筆家でありましたから、筆の力でこの六十万ドルという大きなお金を稼ぎだして支払わねばならないのです。

「ヨシ!六十万ドルくらいが何だ!自分は神の子だから支払って見せるぞ!」
この決心が彼に力を与えました。彼は一所懸命書きました。

この決心ができたとき、彼の文章に力が出てきたのです。
彼の文章に油がのってきたのです。
彼は夜も昼も、書いて、書いて、書きまくりました。

とうとう彼は六十万ドルの大きな借金を支払ってしまいました。
そのため、今でもスコツトの名文は有名なので、後々の人々から尊ばれているのです。

(つづく)


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